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このところ天気が悪い日が続いている。
今日も小雨が降ったり風が吹いたりしていて、犬たちは散歩に行かないという。
なので朝から物置の片づけをした。
一番大変なところだったので少しずつやっていたが、ようやく終えることができた。
いつの間にか物が溜まっていくので、物置は要注意だ。
午後、一瞬晴れ間がのぞいたすきに、はっちゃん(秋田MIX♂7歳)はせっせと毛皮を干す。
ちょうど遠くで物音がして、「あれ、なんだろう」と聞き耳を立てて戻ったところ。
サトウキビの収穫で大きな農作業車が行き来しているため、なんとなく落ち着かない。
その上わたしもずっと作業をしているので、申し訳なく思っている。
PONOPONO犬育てをしていると、「犬にそこまで気を遣うのか」などと言われることがよくあると、多くの方が証言している。
だが、人間の元で暮らす犬たちは圧倒的に弱い立場にある。
弱い立場にある者には配慮して当然で、むしろなぜそこに疑問を抱くのか不思議に思う。
強い者が好き放題していたら、弱者の権利はどんどん脅かされてしまう。
犬の言い分によく耳を傾けて、要求は直ちに聞き入れるというぐらいで、ようやく不公平が少し解消されるというところではないだろうか。
人間と犬とはどうしても不平等が付きまとう。
苦しめたり不快な思いをさせないように気を付けていても、人間社会は人間中心に回っているのでさまざまな制約があり、要望が叶えられないことがたくさんある。
自分で食べるものを手に入れに行ったり、勝手に外出したりもできない。
住居も決まっているし、同居人を選ぶこともできない。
なんとつらい暮らしだろうと思う。
なので、その中で少しでも快適に過ごしてもらうのが、犬を人間社会に引き入れた人間のつとめだと思うのだ。
常にできる限りの配慮をして、少しでも快適に過ごしてもらいたい。
不自由な中でも幸せに暮らしている犬は、表情が穏やかでやさしい顔をしている。
そんな犬が増えてほしいといつも願っている。
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