ドッグウォーカー博士のスローライフ

命令をやめて犬と仲間になろう!しつけをしない犬育て、問題行動への対処法、文献紹介など

ストレス 問題行動

家族バラバラのやり方がよくないわけ

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風があって寒かったが、はっちゃん(秋田MIX♂9歳)はゴキゲンでいつものコースを堪能した。

残念なのはサラダバーがほぼなくなっていることだ。

こんな短い草を大事に食べている。

 

 

そのあとは恒例のゴロンゴロンでシメ。

 

 

「楽しかったよ!」の笑顔がかわいすぎる。

さて今日はご質問をいただいたのでそれにお答えしたい。

質問者さんはPONOPONOリードワークでゆっくり歩けるように練習しているが、他の家族は聞き入れてくれずに短いリードで速足ですたすた歩いたりしているという。

みんなで実践しないといけませんかというご質問だ。

答えは、みんなで実践しないと効果が少なくなるのでみんなでやりましょう、ということになる。

これは一般的なトレーニングやしつけでもよく言われていることだが、PONOPONOの場合はとくにあてはまる。

というのはPONOPONO犬育てでは、犬のストレスを減らすことで犬が落ち着いて考え行動できるようにすることがメインだからである。

家族の中の1人がストレスを減らそうと頑張っていても、他の例えば3人がどんどんストレスをかけていては少ししか減らなくなる。

するとストレス行動(吠え、リードの引っ張り、危険な拾い食い、噛みつき、落ち着きのなさ、反応しやすさなどのいわゆる問題行動)もなかなか改善しなくなる。

そうなると、人間側のモチベーションはダダ下がりするし、このやり方は効果ないのかもという迷いも出てくる。

結果、すべてやめてしまうことにもなりかねない。

逆にみんなでやれば確実に効果が実感できるので、問題なく続けていくことができ、そのうちに頑張らなくても自然に実践できるようになる、言い換えれば楽になるのである。

また、リードの引っ張りや突進改善のように犬自身も学習することが必要なことについては、家族のやり方がバラバラだと学習速度が著しく遅くなる。

たとえば、犬が反応する対象(他犬や人など)を見たらすぐに回避するというのは、繰り返すことによって犬の反応性(すぐに突進しようとしたり吠えたりする)を薄れさせていくことが目的だ。

その過程で犬は自分で回避するように学習していく。

だが他の家族との散歩で回避をしなければ犬は今まで通り過剰反応を繰り返すので、定着した行動はなかなか変わらないということになる。

犬はこの人とはこのルールでいくというのを学習するので、定着した行動もそのまま残り続けるのである。

もちろん、散歩のたびにストレスもかかるので、ストレスマネジメントも進まない。

なので家族でよく話し合って、犬のためにみんなで協力するようにしよう。

家族の良好な関係性も、ストレスマネジメントには非常に大切なことだ。

家族みんなが自分のために一緒に取り組んでくれているということは犬もちゃんと感じており、それが犬の心の安定にもつながるのである。

 

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