ドッグウォーカー博士のスローライフ

命令をやめて犬と仲間になろう!しつけをしない犬育て、問題行動への対処法、文献紹介など

ストレス 問題行動 生活の質向上

頑張ったり落ち込んだりしていたら

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少し風はあったがよく晴れて絶好の散歩日和になった。

これはたくさん歩くかもと思ったが、はっちゃん(秋田MIX♂9歳)は定番コースを堪能したのちうちに曲がる道へ行く。

と見せかけて、クイッと方向転換しておまけ散歩へ。

やっぱりね。

たくさんブラブラしたのちシメのゴロンゴロン。

 

 

ここからうちに向かう坂を上っていくのだが、このところ家を通り過ぎてさらに先のエリアをチェックしている。

チェックポイントはいくつかあるが、3日連続で気になっているのはこのタヌキの置物。

 

 

はっちゃんは犬の置物よりもこの手のタヌキの置物を気にする。

動かないこと確認したら家に向かう。

明日あたりそろそろ飽きそうな気がするがどうだろう。

散歩の時間が近づいてくると、いつもはっちゃんはわたしの行動を観察し始める。

小さな変化も見逃さないぞという気迫が伝わってくる。

歯を磨いたりトイレに行ったりすると、立ち上がって期待に満ちたキラキラの目をわたしに向けてくる。

「もう行ける、ねぇ、もう行く?」と言っているのだ。

準備したのちお腹が痛くなって白湯を飲んで少し休むこともよくあるのだが、そんなときにはお気に入りラグに寝そべって待機する。

その観察眼と判断力にはいつも感心させられる。

いつも書いているように、犬は周りの状況を観察して判断を下す高い能力を持っている。

このことをしっかり理解しておくことが大切だ。

というのは、人と犬を含む人以外の動物を区別した上で、後者の能力を軽視する伝統的な見方が根強く残っているからである。

トレーニングやしつけを強調する言説には、多かれ少なかれ犬の能力の軽視が見受けられる。

「しつけをしなければ大変なことになる」と言われているのを見るが、これは人が教えこまないと犬は本能に突き動かされてトラブルを引き起こすというような思い込みをベースにしていることが多い。

というか、本人がそのように説明していることもよくある。

だが犬は常に自分自身で状況を観察・分析し、どのように対処すべきかを考えているのだ。

家畜化の過程で人間への関心を身に着けた犬は、同居人の行動も判断基準のひとつとして活用している。

なのであえてトレーニングなどでやるような大げさな表現をしなくても、ちゃんとわかっているのである。

室内でやっていいこと、いけないことの類は、人の反応から日々学習している。

わたしは子犬はまだ分別が付かないだろうと思っていたが、チビはっちゃんを見てその考えを改めた。

叱ったり禁止したりどころか教えることすらしなくても、おもちゃにしていい物(ゴミ箱にあるもの、床に置いておいてあるもの)と、いけないもの(ネコさんやわたしのもの)の見分け方を自分で身に着けていたのだ。

ではなぜ、部屋で走り回ったり、なんでも齧ったり、噛みついたり、ずっと吠えていたりする犬がいるのか?

わたしはこれらの行動は、その犬にとって不適切な生活環境のせいで、オーバーストレス状態になっていることによるものであると考えている。

ストレスの原因はさまざまであり、小さなものが重なって大きくなることもあるので注意が必要だ。

また大きなストレス一つでもストレス行動を引き起こしてしまうこともある。

子犬でありがちなのが、ケージに入れて自由と刺激を制限しつつ(それだけでも大変なストレスである)、出した時にボール投げのような激しい遊びをしてさらにストレスをかけるという負のコンビネーションだ。

この状態で「手が付けられなくなっている」子犬を何度も見てきた。

それぞれのいわゆる問題行動に個別に対処しなくても、ケージ開放による行動の自由の保障、屋外での自然な刺激への曝露、興奮を煽る遊びの中止、静かで安心できる環境の整備などですべて改善して行く。

それと同時に学習能力や判断力を十分に活用できるようになっていくのである。

なのでわたしたちがやるべきことは、犬にとって居心地がいい環境を整えるということだけだ。

がんばったり、うまくできないと落ち込んだりすることはない。

多少の努力が必要なのはリードワークの習得ぐらいだが、これもボディランゲージを見てストレスシグナルを出さないようなリードさばきをするということにすぎない。

PONOPONO犬育てに切り替えて育犬ノイローゼから解放されたという方が多いのは、犬に行動を教えるなどの働きかけをしないからだと思っている。

働きかければ当然うまくいかないことが出てくるし、それが落ち込みの元になる。

犬の能力を信頼しながら、それぞれの犬の個性を受け入れることで、自分も犬もぐっと楽になるだろう。

もしがんばったり落ち込んだりしている方がいたら、今一度この基本に立ち戻ってみるといいと思う。

 

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