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朝からすっきり晴れたので、元気よく散歩に出発したはっちゃん(秋田MIX♂9歳)。
ネコさんポイントに向かったが今日もネコさんたちはいなかった。
早朝の気温が下がってきたので、みんなでぬくぬくしているのかもしれない。
久しぶりに隙間ネコさんが覗いていたが、はっちゃんは気づかずにスルーしていた。
漁村に寄らずに車道を進もうとしていたら、30メートルほど先の犬小屋の柴犬さんに激しく吠えられてしまった。
はっちゃんは「あ…」と立ち止まり、「なんか怖いから戻る」と引き返した。
危険なことは避けるはっちゃん、賢明な選択だ。
「むむ、なんか匂う」。
ところで、リードの引っ張りに困っている方からご相談いただいたので、今日は引っ張りの原因について書いてみたい。
そもそも、なぜ犬はリードをグイグイ引っ張るのだろう。
よくある誤解は、犬が群れをリードしようとしているとか、ボスになっている、人間をバカにしているとかいうものだ。
これらは現代の行動学研究により否定されているので、情報をアップデートしよう。
リードを引っ張る原因としてはいくつか考えられるが、それらが絡み合っていることもよくある。
目次
1.人間が引っ張るから
これがもっとも多い理由だ。
犬が前に出た時に人間が引っ張り返すと、犬はさらに前に出ようとする。
人間がそのままリードを緩めずにいると、犬の体にテンションがかかり続ける。
すると犬はそれよりも大きな力で前に進もうとする。
いわば綱引き状態だ。
その状態で歩いていると、体にかかる不快な刺激から犬はどんどんイラついてくる。
するとますます引っ張って、ぐいぐい歩くという悪循環に陥る。
こうなっている方が非常に多い。
とくに、家に迎えた直後や散歩デビューの時点では引っ張らなかったのに、だんだん引っ張るようになったという場合、その理由は人間の引っ張り癖にある。
PONOPONOリードワークでは、犬が早足になったときにテンションをかけてすぐに緩めるが、このようにするとリードが緩んでいる時間が長くなる。
その結果快適に歩ける時間が増え、イライラから早足になることを防げるからだ。
実際、引っ張りが強い犬のリードをわたしが持って散歩すると、30分程度で匂い嗅ぎしながらゆっくり歩くようになる。
もちろん定着するまでにはずっと続けていく必要があるが、定着してしまえば犬任せのラクラク散歩が実現する。
2.散歩場所がよくない
その犬にとって安全でない場所や不快な場所で散歩していると、早くそこから逃れようとして早足になりやすい。
車や人の通りが多い、犬がたくさんいる、駅前などで騒音がある、あまりに人工的で草木がないといった場所は、犬の散歩には適していない。
犬が怖がったり嫌がったりしていなくても、不快感からイライラして早足になることもある。
人間もゆったりした気分になれるような場所に行こう。
家の近所にこだわらずに、車や自転車やカートなどに乗せて少し遠出してみよう。
静かな場所でのんびり散歩ができるようになると、そのうちに家の周辺でもゆっくり歩けるようになることもしばしばある。
3.リードが短すぎる
日本で一般的に売られているリードは、自動伸縮リード以外では1.2メートルのものがほとんどである。
これだと少し歩くとすぐにリードが張って、体に不快なテンションがかかり犬をイラつかせる。
PONOPONOでは犬のサイズに応じて3~5メートルリードを使っているが、この長さにすると少し前に出たり横道にそれたりしてもリードが張らない。
というか、張らないように伸ばすのである。
これだけで引っ張りが直ったケースもたくさんある。
市販品には金具部分が大きくて重く、リード部分もやたら太くて重いものが多いが、PONOPONOリードのように金具もリードも細いものが犬の体への負担が少ない。
4.不快な犬具を使っている
すでに述べたように、犬の体に与える不快な刺激は引っ張りの原因になるが、犬具がその不快感をもたらしていることも往々にしてある。
首が締まるチョークチェーンやトゲトゲが付いたプロングカラー(ピンチカラーともいう)、電気首輪などは、犬に強い不快感を与え、犬の福祉に反する(スウェーデンでは法律で禁止)のでそもそも選択肢にはないが、効果は少なく副作用が甚大だ。
普通の首輪であっても、デリケートな部位である首に圧がかかることで体にダメージがあるだけでなく、犬をイラつかせて引っ張りを悪化させる。
Y型(はっちゃんはトップカニスハーネスを使用)やT型(PONOPONOハーネス)のハーネスは犬の体への負担が少ないので、ハーネスに変えるとイライラからの引っ張りも軽減する。
ただし、引っ張ると胸が締まるタイプの「引っ張り防止ハーネス」は不快なので止めよう。
またリードでも、自動伸縮リード(フレキシなど)はロックしたときに体にガツン衝撃をかけることで犬をイラつかせる。
フレキシをロックして使う方が時々いるが、持ち手が重いので操作性が悪すぎるだけでなく、リード部分が細くて足に絡まったときに怪我をする恐れがあるので非常に危険だ。
適切な長さのロングリードを使用しよう。
なお、短いリードを2本結んで使う方がいるが、そうするとリードが動くたびに結び目部分の重さが犬にかかって、これまた不快感を与えるのでやめよう。
5.ストレスレベルが高い
ストレスレベルが高いと常にイライラし、些細な刺激にも反応しやすくなるので、リード引っ張りにつながりやすい。
犬との暮らしでは常にストレス軽減に努めるのが人間の役目だが、リードの引っ張りに困っているのならなおさら、ストレスマネジメントを徹底しよう。
ストレスマネジメントについてはこちら→https://ponoponoblog.info/post-3293/
慢性ストレスだけでなく、一時的なストレスでも引っ張りになる。
散歩に出る直前や出てすぐに、犬が興奮するようなことに遭遇したときには、そのストレスからグイグイ歩きになりやすい。
そういうときはいったん家に戻って、犬がすっかり落ち着いてから出直してみよう。
散歩の途中で興奮した場合は、そのあとの様子をよく観察して持ち直しそうだったら散歩を続行するが、興奮しっぱなしになりそうだったら切り上げて家に戻ろう。
これもストレスレベルが下がってくると、早く持ち直すようになる。
はっちゃんは今は途中で興奮するようなこともまずないし、他犬に吠えられるなどしてもすぐに立ち直る。
ストレスマネジメントを続けていると反応しやすさが改善してくるので、その意味でも重要だ。
PONOPONOハーネスとリードは犬の体に負担をかけないように作っているので、引っ張りがある場合にはご検討いただきたい。
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