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トルコ滞在記

イスタンブール犬ボジさんが大変なことに!

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天気が良かったので近場のベイレルベイ宮殿に行くことにした。

歩いて30分位の距離でバスに乗ったら早いが、犬猫さんたちと交流するのも目的のひとつなので、片道1時間以内だったら歩いている。

 

近所はこんな感じ。

 

壁にジャスミンを這わせているところがとても多く、いい香りが漂ってくる。

さっそくこの方と目が合った。

 

「おばちゃん、猫好きでしょ」。

 

「ちょっと撫でてっていいよ」。

 

「そうそう」。

 

「もっと撫でていいよ」。

 

「まだ行かにゃいで」。

 

脚にまとわりついて進めないので振り切って行こうとしたらガシッとホールドされた。

なんとかハードルを超えたらまた次が。

 

「撫でなさーい」。

こんな調子でなかなか進めない。

涼しい日陰でちょっとひと息と思ったらここにも。

 

「ちょっと休んで行かない?」

 

本当に猫さんたちがたくさんいて、しかも非常に人懐っこいのだ。

猫ってこんなに懐っこかっただろうか。

耳カット猫さんも比較的多く、写真のように毛ヅヤがいい。

トルコ人旅行者っぽいおじさんが猫さんを呼んでいるところに遭遇した。

 

「おいでおいでー」。

 

「はーい、こんにちはー」。

 

ネキ好きさんもたくさんいる。

わんこさんはあまりいなくて、往復で3頭見かけただけだった。

軽食屋さんの店先にゴールデンっぽいわんこさんんがいたので行ってみると、お客さんたちに可愛がられてる看板犬さんだった。

 

 

いい子の結晶のようなわんこさん。

 

さて目的地のベイレルベイ宮殿は、1861 年から 1865 年にかけて海に面して建てられたオスマン帝国の夏の離宮である。

 

 

天井にはフランスのバカラのシャンデリアが下がり、床は断熱材としてエジプト産の葦マットが張られ、その上にトルコのヘレケの絨毯が敷かれているなど、トルコ風とヨーロッパ風の折衷のようなところが興味深い。

浴室のタイルはトルコテイストなアールヌーボーで、撮影禁止なのが残念だった。

敷地内は予想通り猫さんたちがたくさんいた。

 

左の建物は室内カフェで、右はオープンカフェだ。

 

室内カフェ前の芝生にいた方。

 

屋外カフェで食事中の家族をガン見する方々。

 

海風が気持ちいい。

 

さて、表題のイスタンブール犬ボジさんについて、今どうしているだろうと調べたら驚愕の事実が判明した。

ボジさんについては以前このブログでも紹介したことがある。

記事はこちら→https://ponoponoblog.info/post-3608/

 

ボジさんはイスタンブールの地下鉄やフェリーを乗りこなして「通勤」しており、それを海外メディアが取り上げたことで一気に世界的に有名になった。

ちゃんと行き先を理解して電車や船を選んで乗り込み、希望の場所で降りるスーパードッグなのだ。

この記事を書いたのは2021年で、その後ボジさんはどうしているだろうかと検索したら大変なことになっていた。

SNSでボジさんが路面電車の座席で排便したという写真が拡散されて、中傷キャンペーンの標的にされてしまったのだ。

だが犬猫好きな人ならわかるように、自分がくつろいで座っている椅子やベンチなどの上に排泄する犬猫はまずいない。

おかしいと思ったら投稿者の自作自演だったのだ。

市が公開した路面電車の防犯カメラの映像から、ある男が意図的に犬の排泄物を座席に置いたことが判明した。

ろくでもない人間がいたもので、ボジさんはいい災難だったが、濡れ衣であることが証明されてよかった。

が、話はここで終わらない。

2022年にボジさんの生活は一変する。

トルコ最大の財閥の一つであるコチ・ホールディングの会長オメル・コチ氏がボジさんを引き取ったとイスタンブール市長が発表したのだ。

ボジさんはストリート犬から大財閥の御曹司になっていたのだった。

オメル・コチさんはどんな人かと気になったので調べたら、コロンビア大学で古代ギリシャの歴史と文化を学び、歴史と美術の愛好家で、現在はロンドンで暮らしているという。

ボジさんとは一緒に暮らしていないのではないかと思われるが、一族や関係者らのもとで悠々自適な暮らしを送っていることだろう。

ノブレス・オブリージュだったり、あるいはイスタンブール市の宣伝だったりする部分もありそうだが、注目を浴びたことで更なるトラブルに巻き込まれる可能性があったことを考えれば、よかったのではないかと思う。

窮屈な思いをしていないことを願っている。

ボジさんは例外的なケースで、普通のストリート犬猫たちはさまざまな困難を乗り越えながら暮らしている。

最後にわたしの部屋の前の中庭の猫さんたちを紹介しよう。

 

トマト畑の中で休むふたり。

 

子猫さんがいることに気づいた。

 

まだとても小さい。

 

せめてわたしがいる間は子猫用フードをお届けしようと思う。

 

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