ドッグウォーカー博士のスローライフ

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コミュニケーション ボディランゲージ

唸りを聞いて従おう

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今朝は暖かかったので、散歩が終わるころにははっちゃん(秋田MIX♂9歳)がちょっと暑そうにしていた。

わたしも上着を脱いだほどだ。

こんな日は道行く人の数が少し増えるので、挨拶を交わすことが多くなった。

高齢女性2人がまったりおしゃべりしているところを通ったとき、「大きいけどおとなしそうやね~」と話題にされた。

するとはっちゃん、すっとわたしに近づいて「なんか言われた」と顔を見上げた。

「おりこうさんだって」と言うとニコニコしていた。

言われたときの口調からわかっていたとは思うが、はっちゃんのこういうしぐさがかわいい。

 

「ここ、だれかが通ったみたいだよ」。

 

今日も満足のゴロンゴロン。

 

漁村の路地の奥を通ったとき、いつもは家の中にいる高齢犬さんが庭先で長いリードでつながれていた。

はっちゃんは顔を背けて肩をすくめ、「敵意はありませんよ、すぐに去りますよ」を精いっぱいアピールしながらささっと通り過ぎる。

もちろんわたしも同じようにシグナルを出しながら礼儀正しく通った。

高齢犬さんは今回は吠えなかったが、それでも「あやしいヤツめ、あっちいけ」と軽く唸った。

以前は何度か吠えられたので反応が減ってきているのはありがたい。

このときの唸り声は、親しくない犬・人の接近に対する不安からの「あっちいけ」だ。

全く知らないあやしい人(犬にとって)が来た場合は、歯を見せるなどを伴った激しい唸りになることがあるが、わたしたちは顔も知りであり礼儀正しかったので軽い唸りだったと思われる。

犬の唸りはコミュニケーションツールであり、そのときの状況によっていろんな意味を持っている。

興奮、遊び、フラストレーション、痛みなどでも唸るし、食べ物を取られそうになったときにも唸る。

それぞれの唸りは違った声色を持っており、ボディランゲージも異なっている。

そして犬と暮らしている人はだいたいその意味を理解しているそうだ。

犬の言い分がわかっているのなら、それに従って行動すればいいだけである。

ところが唸りを人間に対する反抗ととらえ、犬に負けてはいけない、厳しく叱るべきだ、などと言われることがある。

こういう対応こそが攻撃行動を誘発するので気を付けたい。

また不審者に唸ったり吠えたりする犬に対し、人間が去ることでその行動が強化されるということがよく言われるが、自分を脅かすかもしれない人を追い払うのは生き物として当然の行動であり、他者がとやかく言うべきことではない。

不審者は追い払えばいいし、家に用事があってきた人は家人が犬に声をかけて応対すれば犬は安心して警戒を解く。

人間がナゾ解釈をやめて、犬が言っていることを聞くということが大切だ。

そうすればうまく回るようになるとわたしは考えている。

 

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