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雨は上がったものの雨雲が残る中、はっちゃん(秋田MIX♂9歳)は待ちかねたように散歩に出かけた。
家の前の細い道を歩いていると、お隣さんが出勤のため結構なスピードで坂を下りてきた。
わたしたちは急いで避けたが、スピードが速かったのではっちゃんは怖くなって二声吠えた。
風が強くて少し警戒芯が高まっていたというのもあったと思う。
昨日怖い思いをさせないという記事を書いたばかりだが、歩行者のそばを通るときはゆっくり運転してほしい(わたしはそうしている)。
出だしでちょっと嫌な思いをしたが、はっちゃんはすぐに持ち直してネコさんポイントに向かった。
今日はいないなと油断していると、家と家の隙間にはっちゃん柄のネコさんがいて、もう少しでニアミスするところだった。
3にんともちょっとびっくりしたが、1メートルほどの距離から挨拶して静かにお別れ。
みんな怖い思いをするのは嫌だよね。
「風は強いけど雨が上がってよかったよ~」。
さて、犬が家具などの噛んでほしくないものを噛むのが習慣化してしまい困っているという相談をいただくことがある。
そんなとき、苦い味のするスプレーを使うのはどうかとよく聞かれる。
試した人たちの証言によると、スプレーを見ただけで逃げて行くようになったという話をずっと以前に聞いた記憶があるぐらいで、効かなかったという方が多い印象だ。
何をどういう状況で噛んでいるかにもよると思う。
はっちゃんは興奮したときにリードを噛む癖があったが、そういうのには効果はないだろう。
我を忘れているときには味を気にするどころではないからだ。
同様に留守番中に分離不安から家具や建具を齧るという場合も効果が薄そうだ。
不安で仕方がない気持ちを静めるためにとりあえず何でもいいから噛んでいる状態なので苦くても噛むだろう。
それに出かけるたびに家具や建具その他齧りそうなものすべてにスプレーするというのもあまり現実的ではない。
苦い味のスプレーというのは、犬にとって嫌な物であり嫌悪刺激である。
人間がそれを使うということは、人間と嫌悪刺激が関連付けられるというリスクがあることを意味している。
実際、スプレーを見ただけで犬が逃げて行くようになったケースもある。
犬への嫌がらせはそもそもやるべきではないし、さらに自分との関係にも悪影響を与えかねないという点からもおすすめできない。
こういう一見便利そうな道具に頼る前に、なぜ犬がその行動をしているのかという根本原因を考えてみる習慣をつけよう。
すると対処法がわかってくる。
興奮して破壊している場合は興奮させないようにしつつ、ストレスマネジメントで刺激反応性を下げる。
分離不安は軽度の場合はストレスマネジメントで対応し、重度の場合は行動治療科を受診する。
歯の生え変わり時期で歯ぐきのむずがゆさから噛んでいる場合は、犬が好きな噛むおもちゃをたくさんあげる。
もちろん犬の口が届くところに噛んではいけないものを置かないことが大前提だ。
パピー期なら学習が早いので、すぐに噛んでいいのは自分のおもちゃと理解する。
靴をおもちゃにされるという方がいたが、そういう場合は脱いだ靴をすべてしまえばいい。
電気コード類を齧る場合はカバーしよう。
以前プロパンガス屋さんが、ガスボンベのホースを噛んで破壊した犬がいたと言っていた。
通常はしないようなことをする場合は深刻な慢性ストレスが考えられるので、ますます根本原因の追求が必要になる。
犬育てにおいてはクイックフィックスはないということを肝に銘じておこう。
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