ドッグウォーカー博士のスローライフ

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アニマルライツ

「命の大切さ」について考える

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どんどん日の出が遅くなっていくので、準備が整ってから明るくなるまでが待ち遠しい。

はっちゃん(秋田MIX♂9歳)もわたしも早く出たいので、最近はいつもまだ薄暗さが残っているうちに出発する日が続いている。

早い方がネコさん遭遇率も上がるのでそれも悪くないだろう。

今朝はいないねと思って餌場のそばに来たら、洗濯機の上にはち柄子猫さんが座っていた。

はっちゃんもネコさんも間近で気づいて「おぉ…」となっていたが、お互いに落ち着いていた。

はち柄さんの警戒心がずいぶんなくなったようで安心した。

堤防ネコさんたちも出てきて、はっちゃんは久しぶりに腰を下ろしてゆっくり鑑賞する。

今日も楽しかったね。

 

 

そのあとわたしは、自然栽培(無農薬・無施肥栽培)みかん農家さんのところにみかんを買いに行ってきた。

2年前にヤギさんを迎えてからヴィーガン(動物搾取しないライフスタイル)になったそうで、そのあと動物園から飼育放棄された盲目のミニブタさんを保護したそうだ。

ミニブタは実験用に極小品種(体重20キロ程度)が開発されているのでおそらくその種類だ。

話を聞きたかったのと動物さんたちに会いたかったのとで直接訪問したのだ。

ヤギさんたちは最初除草のために迎えたそうだが、新鮮な草だけでなく牧草も必要ということがわかり、今では手作りの遊び場と小屋があるスペースで暮らしている。

 

 

母ヤギさんとその子ども♂2頭で、わたしがゆっくり慎重に近づくと警戒して足をダンと踏み鳴らした。

「知らない人は嫌だよね」と言いながら静かにしていると、そっと手の匂いを嗅ぎにきたのち気にしなくなった。

やはり人に慣れていると感じる。

みかん屋さんに撫でてもらって気持ちよさそうにしていたが、去ろうとするとみんなで大きな声で鳴いて「いかないで」と言っていた。

いつも思うがヤギさんも社会性が高い動物だ。

そのあとで、ブタさんを紹介してもらった。

 

 

1歳半で体重15キロあまり、中型犬サイスのかわいい子だ。

目が見えないので急に触るとびくっとする。

わたしは近くに来た時に声をかけ、鼻先に手を出して匂いを嗅いでもらい、十分匂いを嗅いでもらってから軽く脇腹をカリカリさせてもらった。

お腹撫でが大好きで、末っ子さんに最もなついているという。

そのあとはみかん屋さんの膝に乗って、撫でてもらいながらうっとり甘えていた。

かわいがってもらっている動物が甘える姿は、いつ見てもほっこりする。

この状態でいろいろ話を聞かせてもらったのだ。

ご両親とお子さんたちもプラントベース食を食べているというので、とくに切り替えた当初のお子さん方の反応に興味があった。

目の前に家族として動物たちがいるからだろうか、自由に選択できるようにしていたのに自然にプラントベース食になっていき、今では子どもたちの意思で給食ではなく弁当を持って通学しているそうだ。

小学6年生の末っ子さんは、自分で畜産動物に関する動画をYou Tube で視聴するなどして、最も積極的にヴィーガニズムを実践しているとのことだ。

ちなみにわたしの一押しドキュメンタリー動画は "Dominion" で、現在の畜産システムがいかにサスティナブルでないかがよくわかる作りになっている。

日本語字幕も出せるのでぜひご覧いただきたい。

 

 

なお、植物性の食品だけしか食べなくても栄養上の問題は何もないということが、現代栄養学ではずいぶん以前から明らかになっている。

ビタミンB12だけはサプリメントで摂取する必要があるがそのぐらいだ。

健康面を気にするのであれば、肉、砂糖、過剰な塩分・油脂、加工食品はすべて避けたほうがいい。

ちなみに私は10年以上ヴィーガンで植物性食品しか食べておらず、1年あまり前からは砂糖・油・塩なしのホールフードプラントベース食にしているが、血液検査の結果は極めて良好で栄養素の不足も見つかっていない。

話を戻すと、子どもたちは動物を食べたくない、気持ち悪いと言うようになったそうだが、その感覚がむしろ当たり前のように思う。

考えてもみてほしい。

大事な家族の仲間が殺されて食べられるのだ。

犬や猫と暮らす人たちは、犬や猫が「お肉」になって食されることを受け入れられるだろうか。

そうでない人が圧倒的に多いだろう。

肉食者は「感謝して命をいただく」と言うが、自分の大事な家族犬猫が感謝しながら殺され食べられても平気なのだろうか。

この件に関して、小学校の教科書に『いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日』という作品が収録されていると教えてもらった。

検索すると道徳の教科書のようで原典はこちらだ。

内容は推して知るべしなのでコメントしないし、本を購入することもない。

世界では、とくに若年者のヴィーガン人口が増加し、サスティナビリティの観点から肉食の削減が政策的に実行されている中で、これはまさに逆張りだ。

これで命の大切さを教えようなど開いた口が塞がらない。

ちなみに「感謝していただく」のは伝統的な考えであると言われることがあるが、疑問に思うところがあるので今度ゆっくり調べてみたい。

ともあれ、こういう教育を受けても、動物を殺さない・食べない選択をする子どもたちがいるというのは、わたしには大きな希望に思える。

命の大切さを言うのであれば、可能な限り命を奪わない、それに加担しないというのが道理だろう。

人間が作り出した複雑なシステムは、生き物の命を人々の目の届かないところで大量に奪い続けている。

身近な犬猫たちもその中で苦しんでいて、それに心を痛める人たちが状況を改善するための活動に携わっていることはわたしたちも知っているだろう。

その思いやりの気持ちを、畜産動物や野生動物、実験動物など他の動物種にも少し広げてみよう。

動物への暴力が少しでもなくなるよう願ってやまない。

 

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