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曇っていたが、犬たちは張り切って散歩に出かけた。
今日は大きくなった子ヤギさんたちが道に出ていた。
2頭がオフリードで1頭だけ繋がれている。
体格は大型犬と変わらないので、はっちゃん（秋田MIX♂7歳）はちょっとこわごわだ。
はっちゃん、見ないようにしながら（カーミングシグナル）足早に通り過ぎて、やれやれとヤギチョコを探し始める。
その時に振り返って撮ったのがこちら。
「わんこが通るぞ！」
ヤギさんたちもちょっと警戒していたが、繋がれた仲間を置き去りにして逃げたりはしない。
みんなで固まって見守っていた。
このあと、わたしたちが去ると後ろから少しついてきていたので、興味を持っていることがわかる。
次にマルちゃん（大型犬MIX♂11歳）とここを通った時にも、やっぱりヤギさんたちは繋がれた子の周りに固まって、こちらを眺めていた。
「今度は白いわんこだ！」
マルちゃんは完全にスルーしていたので、ヤギさんたちもそれほど警戒していなかった。
繋がれていた子は気の毒だが、みんなで一緒にいようとするところが偉いと思う。
繋がれていると自分で逃げられないので、過剰反応したりパニックになったりしやすい。
自分に置き換えてみるとすぐにわかるだろう。
犬の場合、常にリードに繋がれているので、恐怖に駆られて逃げようとしたときにそうなってしまう。
そんなとき、犬が行きたくない方向に無理やり引っ張って行こうとすると、リードを振り切って逃げて行ったりなどの事故が起こりかねない。
そんなときには、犬が行きたい方向に少し一緒に行ってあげよう。
走らずに少し早歩きぐらいにしておいて、犬が落ち着いてきたらゆっくり歩けばいい。
バタバタと走ったり、速足を長く続けてしまうと興奮するので、様子をよく見ながらスローダウンするようにしよう。
恐怖の対象から少し距離を置くと落ち着いて態勢を立て直すことができるようになるので、まずは逃げることが大事だ。
病院などのように、どうしても行かなければいけない場所から逃げようとする場合は、犬の気持ちを無視して連れ込むのはよくない。
強引なことをしていると、ますます苦手になるだけでなく、トラウマになったりしてしまうことすらある。
犬が落ち着いていられる場所で少し時間を取って、優しく声をかけたり説明したりなどしていると、犬も納得してくれやすい。
気持ちが静まったところで再挑戦しよう。
面倒だと思うかもしれないが、このように接することで苦手なことやトラウマなどが減っていき、犬自身が楽になる。
すると、人間もリラックスして見守っていられるようになる。
強引なことをしないように、あらゆる場面で気を付けるようにしたい。
「ビーチに行ったよ！」
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