ドッグウォーカー博士のスローライフ

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トルコ滞在記

がっかりな町だった

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居心地が良くて長居してしまったアンタルヤを後にして、今日は長距離バスでコンヤに向かう。

バスターミナルに行くと、耳タグ付きの超大型わんこさんが人通りをものともせずにお休みしていた。

 

「なんか用?」

 

このターミナルは何度か利用したが、わんこさんたちがあちこちでよく寝ている。

この平和な雰囲気が心地よいので去りがたいものがある。

バスに乗り込むと予想通りクーラーが効きすぎて寒かった。

寒いとトイレに行きたくなるが、サービスエリアのトイレは汚いかもと心配していたら、かなりきれいだったので安心した。

バスは山を越えて走っていく。

 

 

6時間半ほどの行程で途中30分ぐらいのランチタイムがあった。

 

 

サービスエリアが日本とは全く違う雰囲気で、好感が持てる。

わたしは持参したナッツなどを食べたのち売店に行ってみた。

日本では何も食べられるものがないが、ここでは大量のドライフルーツとナッツが販売されていて、おじさんに勧められるままに好物のデーツを味見した。

好みの種類ではなかったので買わなかったが、わたしが食べられるものがあるのはありがたい。

インドでも思ったが、デーツがどこにでも売っているのが助かる。

今回はエアビーで宿の予約をしたが、オーナーからいくつか持っている物件のうちの別のアパートにしてくれないかと言われ、街中の物件に滞在することになった。

1泊しかしないので観光に便利な方がいいと思ったのだ。

バスが少し遅れて着いた上にチェックインでも待たされたので、大急ぎで博物館に向かった。

目的地はメヴラーナ博物館で、ここはイスラム神秘主義の一つであるメヴレヴィー教団の総本山だった場所で、創始者メヴラーナ・ジェラレッディン・ルーミーの霊廟がある。

 

 

 

たくさんの訪問者で賑わっていた。

モスクにも入ってみると、案内係の人が話しかけてきたので、服装は問題ないはずなのに何だろうと思ったらナンパだった。

そういえばこの前もそんなようなことがあったが、歳をとったらとったで同じような白髪混じりの人からお声が掛かるということらしい。

神について語り合おうと言われたが、好きなテーマではあるものの遠慮しておいた。

街を歩いていて感じたのは、犬猫さんたちの姿が少ないということだ。

やっと猫さんがいたと思ったら、かなり良くない状態だった。

 

 

 

 

いかにも野良っぽいが、それでも目が合ってカーミングシグナルを出したらニャーと鳴きながら寄ってきてくれた。

人懐っこいようだが、ゴミ箱をあさっていたので、アンタルヤの猫さんたちとは大違いだ。

宿に向かっているとデカわんこさんが歩いていたが、未去勢だった。

 

 

コンヤ市は犬猫保護に積極的でないのかもしれない。

自治体によって差があるとは聞いていたが、動物たちの状態がこうも違うとは。

イスタンブールは動物に優しい自治体として有名だが、そうでない自治体も結構あるのかもしれない。

やはり動物たちが幸せに暮らしている所がいいし、それを目指したいものだ。

明日は独特な景観と初期キリスト教遺跡で世界遺産に登録されているカッパドキアに移動する。

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