ドッグウォーカー博士のスローライフ

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愛情以外に必要なこと

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5時半にご飯を食べて6時に「お散歩行くよ」と言いに来た秋田犬さん。

持参のハーネスがいまいちなので、マル兄のハーネスを着けてあげた。

すると、「わーい、お散歩」とばかりに一声「わんっ」と鳴いた。

うれしそうな姿に頬が緩む。

「車で行く」と言うかと思っていろいろ準備していたらご近所散歩だった。

昨日の夕方散歩で車に乗ろうとしていたので、「明日にしない?」とお願いしていたから行きたがるかと思ったのだ。

夕方は散歩ラッシュの時間帯だったし、お父さんと一緒によく行っていた海岸でオフリード犬に何度も脚を噛まれたことがあったというので心配だった。

朝早めの時間ならよさそうだと思ったのだが、近所がいいならそうしよう。

秋田犬さんは実に上手に歩くので、完全におまかせ散歩だ。

 

「マル兄さんのハーネスでお散歩だよ!」

 

30分ほど歩いたらちゃんと自分で折り返して家を目指し、合計1時間で終了。

道も完全に覚えている。

帰宅後は涼しい日陰に行って休憩。

 

 

いいお散歩ができたわんこの行動だ。

 

「ゆっくり休んでね」。

その間にわたしはぬいぐるみを洗濯した。

触るのがためらわれるレベルの汚れっぷりで、見向きもしてないので捨てようかと思ったが一応洗ってみた。

お湯に粉せっけんを溶かしてもみ洗いしたのち、何度も水を変えてすすいだ。

そのあとオキシ漬けしたのがこちら。

 

 

黒いブツブツ汚れがたくさんついていたのがすっきり落ちてきれいな姿になった。

このあと乾燥機にかけて室内に置いておける状態にしておいた。

午前中はずっと庭で寝ていた秋田犬さん。

予報通り昼から雨が降り出したので「雨が降ってきたからお家に入らない?」と言いに行くと、目を覚ましてむっくり起き上がり、「そうだね」と部屋に入った。

本当によくわかっている。

部屋に入ると、「ちょっと小腹が空いた」と言うので手作りご飯をあげる。

どうやら気に入ってくれたようで、たくさん食べてくれた。

逆に、これまで食べていたジャンクおやつをあげても、「うーん、今はいいや」と言うようになり、お父さんが大量に買っていた子ども用たまごボーロはプイっとするようになってしまった。

わたしが体に悪いよなどと言っていたせいかもしれない(笑)。

午後ゆっくり寝ていると、ネコシェルターの代表とボラさんたちが遊びに来ると連絡があった。

秋田犬さんは人間大好きで、代表とはすでにお友達だ。

道がわからずに迷っていると連絡があったので迎えに行こうと外に出たら、秋田犬さんも庭に出てきた。

すぐ帰るのでそのまま出て戻ってみると、わたしの姿が見える庭の端っこの方に移動していた。

一緒にいると落ち着いているが、郵便受けチェックなどでわたしが門の外に出ると追ってくるので不安なのだと思う。

環境の変化自体が大きな不安要因なので、新たに犬を迎えた場合は一時預かりも含めて最初の1週間は留守番をなるべく少なく、できればゼロにしてあげよう。

秋田犬さんはみんなが来たら機嫌よく挨拶し、帰るときもちゃんと玄関先まで見送っていた。

とてもおりこうさんでよくわかっている。

これならどこに行ってもかわいがってもらえるだろう。

ぜひともいいお家を見つけてほしい。

愛情をかけてくれるというのはもちろんだが、今回のケースでもわかるように犬に関する知識も必要だ。

さらに身の回りのお世話も必要である。

今まで使っていた寝床用マットを頂いてきたが、非常に臭くて汚かったので洗おうとしたら、洗えないものだったのには驚いた。

ネコシェルター大判マットを2つ借りてきたが、もちろんどちらも洗えるし乾きやすい素材だった。

当然である。

元飼い主宅からは今まで使っていた毛布も頂いてきたが、これは洗える素材だったのに一度も洗ったことがないかのような状態で、とんでもなく臭かった。

ぬいぐるみもそうだ。

清潔な環境を保つというのも動物のお世話には重要で、そのためには掃除しやすさ、洗濯しやすさを考えて、動物の居場所を整えることが必要だ。

日当たり、通風、換気、温度、湿度、騒音など、ほかにも気を付けるべきことはたくさんある。

大型犬の場合は庭もあったほうがいい。

現在の動物愛護法には飼育環境にかんする具体的な規定がないので、そんなことも盛り込むべきだ。

動物たちは一緒に住む人を選べないので、大きな不利益を被らないために法的規制が必要だ。

まずは人間の所有物としての規定を見直して、ほかの国のように「感覚ある存在」として位置づけ、権利の保護を目指すものにしたい。

秋田犬さんやシェルターのネコさんたちの話を聞くにつけ、愛情以外に必要なものがあるということを思い知らされる。

繰り返すが、ぜひとも幸せになってほしいと願っている。

 

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