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昨日から秋田犬さんがうちで静養している。
肛門周囲腺腫の手術をした翌々日に退院してそのままうちに来た。
入院前よりはずっと楽そうになったが、昨日はまだハァハァしていて余裕がない様子だった。
夕方、元飼い主(お父さん)の娘さんが、夫と小さな子ども3人を連れて会いに来たが、夫に軽く挨拶しただけでとくにうれしそうでもなかった。
子どもたちには静かにしてねとお願いしておいたし、騒々しくしたわけでもなかったが、撫でられていたら迷惑そうにしていて、そのうちに床を舐め始めた。
床舐めは自分自身を落ち着かせる行動で、ストレスがかかった時に行う。
来る前はやっていなかったし、帰った後もやっていなかったので、明らかにストレス行動だった。
後で知ったのだが、娘さんが秋田犬さんと一緒に過ごした時間はそれほど長くなかったそうだ。
昨日はちょっとしんどそうだったので、うちについてからずっとリラクゼーション音楽を流したところ、リラックス度がかなり上がった。
さらにリラクゼーションマッサージをしてあげると、わたしに体をもたせかけながらいびきをかいて寝始めたので、これは正解だったと思う。
静かな音楽を聴きながら2時間ほどゆっくりマッサージして、わたし自身もずいぶんリラックスできた。
秋田犬さんは手術後尿漏れが始まり、ずっとポタポタ尿を垂らしているので犬毛布が濡れてしまう。
その毛布がまたすでに汚れきっていて、ストレス臭いが染みついていてちょっと恐ろしい状態になっている。
なので今朝起きて洗濯した。
するとまっ茶色の汁が出てなかなかきれいにならなかったが、オキシ漬けして少しマシな状態にして乾燥機にかけておいた。
秋田犬さんはほかの敷物にも自分から乗ってくれているので、とくにこだわりはないのかもしれない。
ごはんは鶏むね肉をたくさん食べていたというので、栄養バランスを考えて有機パスタを加えた手作りご飯を作ってみた。
うちの犬たちが使っていたお皿に入れて手からあげてみると、半分くらい食べてくれた。
昨日はあまり食欲がなかったのでいい兆候だ。
好き嫌いがかなりあるというので心配だったが、とりあえず食べてくれて安心した。
薬は嫌がらずに飲んでくれるので、大変助かっている。
朝食後はまた自分の寝床に戻って寝ていたので、今日もお散歩には行かないのかと思っていたら、8時半ごろむっくり起き上がって「散歩に行く」と言う。
ドアを開けたら庭に出ていいウンチをしたのち待機していたので、急いで支度して出かけた。
自分で教えてくれるのでありがたい。
うちの犬たちよりは歩く速度が少し早めだったが、全く引っ張らずにゆっくり歩く。
ときどきにおいを嗅いではマーキングして、初めての場所を探索した。
まずは海沿いの道へ。
そのあと戻ってきて漁村をブラブラ。
歩いているうちに縫合した箇所が開いてしまうのではないかと気になって、ずっとお尻ばかり見ていたが、傷口はしっかり閉じたままだった。
ちなみに舐めないようにとエリザベスカラーをもらって(買わされて)いたが、観察しているとお尻に口が届かないため舐められなそうだったので全く使わなかった。
のんびりしていると9時半に来る予定だったお兄さんが早めに着いたと連絡があったので、お散歩を切り上げてうちに向かった。
最後の方は足取りが少し重くなっていたので、散歩時間がちょっと長かったようだ。
うちの前まで来ると、お兄さんとやさしいご近所さんが待っていた。
その姿を見た秋田犬さんは、うれしそうに寄って行ってご挨拶した。
お兄さんまた感涙にむせぶ。
歩いてくる様子を見ていたお世話係さんたちが言うには、入院前と比べて歩き方がとてもスムーズになり、起き上がるのも楽そうになったそうだ。
やはり破れた腫瘍が相当痛かったのだと思う。
手術で楽になってよかったね。
うちに入っていろいろ話を伺ったら、いろんなことがわかってきた。
まず、お父さんは秋田犬さんを1日2~3回お散歩に連れて行っていて、途中で休憩を入れるなどしながらゆっくり歩いていたそうだ。
引っ張りがないのはそういう散歩をしていたからだ。
秋田犬さんはお父さんと一緒に寝ており、お父さんが亡くなってからはひとりで寝ていたそうだ。
お父さんは緊急入院して10日間ほどののち退院してきてすぐまた入院して亡くなったという。
生前にはお父さんの帰りが遅いと拗ねていたそうなので、お父さんが大好きだった秋田犬さんは寂しく悲しい思いをしていただろう。
想像でしかないが、亡くなってもう戻らないということを、ある時点で理解したのではないかと思っている。
この秋田犬さんは察しがよくて賢いわんこさんなのだ。
お兄さんがおやつをくれようとしたら、お伺いを立てるようにわたしの方を見ていたので、人の行動や人間関係に強い関心を示す犬らしい行動であるとはいえ、とくに状況判断能力に長けていそうだと感じた。
お兄さんたちが帰るときには、お姉さんの時と違ってちょっと名残惜しそうにはしていたが、後追いすることはなく窓からのぞいてお別れしていた。
そういうところもよくわかっている。
みんなが帰ってしばらく寝て過ごしていたが、昼頃にまたむっくり起き上がってわたしのそばに来た。
トイレかなと思ったがキッチンに向かい、お土産のおやつが入った大きな袋に鼻を突っ込む。
「ちょっとなんか食べたいな」とわかりやすく伝えてくれるのである。
状況をよく観察して適切な行動を選択し、自分の意思もわかりやすく伝えることができるすばらしいわんこさんだ。
不測の事態が起こった時に必要なのは、こういうスキルではないだろうか。
オスワリやお手ができても大して役には立たない(だがスキルが高い犬は教えなくてもやってみせる)。
秋田犬さんはこの先もたくましく生きていけるだろうと、ちょっと安心した。
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