ドッグウォーカー博士のスローライフ

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移動用クレート嫌いを解決したい

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【ワークショップのお知らせ】

3月12日(日)に大阪(堺市近辺を予定)で「犬をリラックスさせる撫で方」のワークショップを行います。

東京でも3月末に同じ内容のものを行います。

詳細は追って掲載します。

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天気がいい日は散歩の楽しさが倍増する。

犬たちもきっとそうだろう。

 

 

庭の梅が満開でいい香りが漂ってくる。

 

両親の介護関係の連絡が少なかったので(それでも朝からあったが)、犬の撫で方ワークショップの準備をした。

犬が嫌がっていたらすぐに気づくことが大事なので、ボディランゲージの解説を少し行おうと考えている。

簡単に触れるだけだが解説には動画や画像が必要になるので、どのディバイスからどういう接続方法で何に出力するかをああでもないこうでもないと考えて時間を浪費してしまった。

少し見ないと新しいツールがいろいろ出てくるのでそれを確認するのが楽しい。

自分がパソコン関係が好きだったとは思っていなかった。

ところで昨日コメント欄でも話題になっていたが、動物病院などに行くときにキャリーやクレートなどを嫌がる犬猫は多い。

うちはキキさん(サビネコ♀2018年没)がそうだった。

それには原因があって、妹とわたしが実家に住んでいた時に里子に迎えたのだが、保護されてうちに送り届けられるまでに2日ほどずっとキャリーに閉じ込められていたのだった。

ずっと鳴き続けていたためすっかり声が枯れていて本当に驚いた。

それですっかりトラウマになってしまったようで、キャリーをひどく嫌がっていた。

小麦ちゃん(茶白♂2019年没)はとくに嫌がることはなく、ルルさん(ヨーキー♀2017年没)は大好きだった。

キャリーイコールわたしとお出かけなので、わたしがキャリー置き場の方向に歩き始めるや飛んできて、喜びの舞が繰り広げられていた。

大型犬のマルハチは、飛行機や車での長距離移動の時に何度か頑丈なクレートに入ってもらうことがあったが、とくに嫌がることもなかった。

キキさんのようにトラウマ級に嫌がる場合は、おやつなどでいい関連付けに変えようとしても(拮抗条件付け)成功率は低い。

わたし自身も苦手なものがたくさんあるが、ひどく苦手なものが大丈夫になることはない。

では少しずつ慣らすのはどうかというと、ケースバイケースだったりやり方次第だったりする。

本人がリラックスできる状態で少しずつ刺激にさらしていく(系統的脱感作)やり方だと、リラックスできる範囲という限界をしっかり守っていたら、多かれ少なかれ苦手度が軽減すると思う。

これもトラウマ級の場合は段階を細かく刻みながら、超長期計画で行うことが必要になるし、それでうまくいくかどうかはわからない。

だが対象がそこまで嫌いでなくて、かつ移動時のキャリーやクレートのようにどうしても必要がある場合にはやってみるといいだろう。

といっても人間が強引に進めてはいけないし、練習とかトレーニングとか慣らすとかいう意識も禁物だ。

本人に受け入れてもらえることを少しずつ提案していくのである。

拒否されるようなことは絶対にやらない。

具体的にはこんな感じだ。

すでに今持っているキャリーで嫌な経験をしていたら新しいものに買い替える。

その際になるべくリラックスできそうな柔らかいものにする。

カッチリしていないもので自分で入りやすいものにして、その中にいつも使っている毛布などを入れる。

気が向いたらそこで昼寝などしてもらえるように工夫する。

そんな状態でしばらく置いておき、その存在に慣らしておく。

この先はキャリー(もしくはクレート)に入っている状態で移動の練習をするのが一般的だが、わたしはケースバイケースだと思っている。

そういう練習をしたとたんに嫌になってしまう犬(ネコ)もいるし、受け入れてくれる子もいる。

受け入れてくれる場合は数歩動いて終了というところから始めて、少しずつ距離と時間を伸ばしていこう。

嫌がりそうだったらキャリーやクレートの存在に慣らすところでやめておいて、移動の当日に入ってもらう方がスムーズにいくと思っている。

嫌がっているのに先に進んで金輪際キャリーには入りませんみたいになることが多いので、そこに注意が必要だ。

大事なのは動物たちの意見に耳を傾けて、よく相談しながら進めることである。

本で読んだりだどこかで習ったりしたことをそのまま試すのはリスキーだ。

本人に確認し話し合いながら一緒に進めていくと間違いがなく、結果的にうまくいくと思っている。

 

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