ドッグウォーカー博士のスローライフ

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インド訪問記

困っている動物を助けたい、創設者の思い

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週に1度の休養日なのでゆっくりして疲れを取ろうと思ったが、いつものように出かけないのでどうも張り合いがない。

だが頑張りすぎて疲弊するのは避けたいので、ATMでお金を引き出して買い出しに行くなどの用事をすませた。

途中でステキなトカゲさんを見つけた。

 

 

さて今日は、アニマルエイドについて少し紹介しておこう。

アニマルエイドはパキスタンと国境を接するインド北部のラジャスタン州の町、ウダイプールにある。

ラジャスタンは少数民族の人びとが多く、保守的で女性の識字率が低く、児童労働も多いという。

施設までの道の途中にテントで暮らす人たちがいて、子どもたちが裸足でゴミ集めをしたり道端でウンコしたりしている。

裸足の子どもたちはよく、小さめのタイヤを棒で転がしながら楽しそうに遊んでいる。

アニマルエイドでは少数民族の出身者や身体障害がある人たちが多く働いており、掃除や餌やりなどをしている。

若い男性の多くは動画で公開されているようなレスキュー活動を担当している。

大学などで教育を受けたインド人スタッフと欧米人スタッフはほとんどが女性で、組織運営に携わっている。

施設は郊外の静かなところにあって、わたしはここまでゆっくり歩いてくるのがとても好きだ。

 

ちょうどアニマルエイドのレスキュー車が出動してきたところ。

白い建物に沿って右に曲がると門がある。

手前には牛糞と汚れた干し草が積んであって、ステキな堆肥になっている。

わたしが集めた牛糞もここで発酵していて、記念に少しもらって帰りたぐらいだ。

 

 

わたしが集めた牛糞もここで発酵していて、記念に少しもらって帰りたいぐらいだ。

牛糞集めはすごく好きな仕事で、いい糞を見るとうれしくなる。

先の写真にあるレスキュー車は朝7時から深夜まで4台待機しており、毎日負傷動物を運んで来たり路上治療を行ったりしている。

重症の犬は治療した後ホスピタルエリアで過ごし、治ったら不妊去勢手術と狂犬病ワクチンを打った後元いた場所に戻される。

だが虐待案件で加害者が捕まっていなかったり、他犬とうまくやれなかったり、障害を負って外暮らしが無理な犬たちはここに留まっている。

ちなみにインドのストリート犬は、人々からもらう残り物やたくさんあるゴミを食べて生き残ており、ほとんどがちょうどいい体型をしている。

施設内にはさまざまな動物が住んでおり、ハト、リス、ネズミなどレスキューされたわけではない種もよく見かける。

ハトたちは餌と水をもらっている。

 

 

甲羅が割れてレスキューされたカメもいる。

 

カボチャをもらっていた。

 

肉屋から逃げたニワトリもいて、産んだ卵は病弱な犬のごはんのトッピングになっている。

卵はみんな大好きだ。

もともと路上動物が良くない状態で暮らしていることに心を痛めた創設者家族が立ち上げた施設なので、さまざまな動物が一緒に暮らしている。

昨日はエリカと長時間話したが、彼女は若い頃からアメリカで社会変革運動に関わっていてたそうで、いろいろ腑に落ちるところがあった。

動物権利団体PETA創設者のイングリッド・ニューカークが、苦しんでいるのを見たら行って助けるのが当然だと言うのを聞いてその通りだと思ったという。

実際に動物たちを助ける活動をするとともに、動物の地位向上のために市民の教育にも力を入れているそうだ。

欧米人スタッフはみなヴィーガンだが、地元の人々は伝統的に菜食ではあるものの乳製品をやめるまでにはいたらないという。

乳製品生産は巨大な産業でありそこでいかに牛たちが搾取され苦しめられているか、情報提供してもなかなか響かないと言っていた。

日本人の魚と同じねと言われて、たしかにそのとおりと非常に残念に思った。

またストリート犬のレスキューに関わりながらも自分では純血種を買ってくるスタッフもいるそうで、人びとの意識が変わるには大変な時間がかかり、ときに絶望的な気分になると言っていたのが心に残った。

みなそういう思いを抱えて活動しているのだ。

それからダニが多い理由も判明した。

殺虫剤などは基本的に使わず、エリカ自身はダニを水死させずにリリースしているそうだ。

わたしはスタッフから水死させるように言われたが、折衷案でリリースと半々程度にしている。

ここでハッピーエンドのレスキュー動画を貼っておこう。

瀕死の子犬を前にした母犬の悲しげな表情に心が痛むが、元気になって戻ってきて良かった。

貴重な活動に敬意を表したい。

 

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