ドッグウォーカー博士のスローライフ

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犬に話しかけるって何を話せばいいの?

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昨日は胸の水を抜くつらい処置を受けたはっちゃん(秋田MIX♂10歳)。

夕食をたくさん食べたのちなかなか横になれず、立ったまま玄関先に行ってみたり浴室に行ってみたりしている。

玄関ドアを開けていても庭には出ていかない。

ちょっと寝てみるが下腹部が床に付くと起き上がってしまうので、やっぱりお腹が張っているようだ。

利尿剤を服用し始めてから、逆にトイレの回数が減ったようでそれも気になっている。

おとといは排尿したらちょっとましになったので、トイレに誘ってみることにした。

庭に出てもしなかったのでトイレ散歩に出てみると、家から20メートルぐらいのところでたくさんおしっこした。

はっちゃんはよろよろした足取りでカタツムリのような速度で歩いている。

まだぎりぎり明るかったがはっちゃんはあまり好きでない時間帯で、うちの別荘地を出るところで一休みしたのち引き返した。

帰宅後はさっと横になったので、膀胱が張って苦しかった可能性がある。

今朝は少しゆっくり目に起きてきて、ごはんを食べてから散歩に行ったが、カタツムリペースでカクンカクン歩いていた。

どうも調子があまりよくなさそうだ。

休憩ポイントまで来ると、わたしの方を見てちょっと休んでいくと言う。

少ししんどそうな顔だ。

 

「ちょっと疲れたからここで休んでいくよ」。

 

「よいしょっと」。

 

「草の具合が気持ちいね」。

 

涼しい風に吹かれながら、ここでしばらく休憩した。

胸の水を抜いたばかりだが、今日は呼吸が速くてしんどそうにしている。

食欲はあるが一度にたくさん食べるとまたお腹が苦しくなりそうなので、3回に分けてみることにした。

すると昼ごはんのあともすぐに腹ばいで寝ていたので、悪くないかもしれない。

体調不良や高齢などで消化能力が弱っている場合は食事回数を増やすといい。

しばらくこれで様子を見てみよう。

さて今日はリクエストにお応えして、犬への話しかけ方について取り上げてみたい。

質問者さんは「犬にたくさん話しかけてください」と言われたそうだが、「ご飯だよ」、「ちょっと出かけるね」、「おはよう」、「おやすみ」ぐらいしかできないという。

人間から話しかける内容としてはそれでいいと思う。

犬にとって大事な情報を提供するというのは最低限必要なことだ。

それに挨拶としての「おはよう」や「おやすみ」、「ありがとう」や「ごめんね」などが加わる。

それ以外に何を話せばいいのかというのがご質問だ。

おしゃべりはキャッチボールとよく言われるが、犬と人のおしゃべりを考えてみると、ほとんどが人間側からの一方的なおしゃべりになっている。

おしゃべりどころか、一方的に命令したのち従ったら褒めるという支配しぐさがコミュニケーションだと思われている節すらある。

人間同士では一方的なおしゃべりは歓迎されないが、対犬でもそうだろう。

それに、対等な関係でない相手とのおしゃべりはつまらない。

相手と同じ目線で、相手を尊重しながら会話を楽しみたい。

人間は犬に対して権力を持っており、偉そうにふるまいがちなので、ついそれが端々に出てしまうことに注意しておきたい。

そこでまずは、犬が何を言っているのかに耳を傾けるところから始めよう。

犬が人の顔を見てきたり、ボディランゲージで表現してきたりするのを見逃さないということだ。

ちょうど今日の1枚目の写真がわかりやすい。

はっちゃんが休憩ポイントで立ち止まり、疲れた表情でわたしを見てきたのは、「ちょっと疲れたから休んでいかない?」と言っているのだ。

このように脳内で変換するか口に出して言ってみよう。

その返事としてわたしはこう言った。

「そうだね、昨日頑張ってたもんね。ちょっと休んで行こう。風が気持ちいいね~」。

はっちゃんが横になって休みはじめたら、静かに休憩できるようにそっとしておく。

わたしはその間ストレッチやスクワットなどをすることにしているので、それぞれ好きに過ごす。

適当なタイミングではっちゃんが立ち上がって「帰ろうか」と言うこともあるし、わたしが「そろそろ帰る?」と聞くこともある。

横を向くなどして立たなかったらまだだよということなので、「もう少し休むの、じゃあそうしよう」と答える。

こんな感じで会話する。

人との会話と違って気を付けなければいけないのは、犬のボディランゲージや表情をしっかり観察することだ。

それを無視して自分の思い込みで勝手なアテレコをしないようにしよう。

また、自分の思いばかりを吐露するするのもやめておきたい。

こうだよね、ああだよね、こうしようみたいなことをたて続けに話しかけられても犬は困惑する。

ボディランゲージに対応した声掛けやリアクションをすると、犬も返事をしてくれる。

こうしておしゃべりが成り立つのである。

もちろん犬が言っていることすべてがわかるわけではなく、何か訴えているけどわからないということもあるだろう。

「これ?」「違う」、「じゃこれ?」「違う」となったときに、犬が「それ正解」の合図を考えてくれたという方もいる。

合図でなくても、うれしそうな顔をしたら正解とわかるだろう。

こんな風にして犬とのおしゃべりを楽しんでみよう。

 

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