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保護犬がやってきた!どんなことに気を付けたらいい?

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すっかり日が昇って暖かくなってから散歩に出かけたら正解だった。

風は冷たかったが、はっちゃん(秋田MIX♂9歳)もわたしも太陽の熱を浴びながらたっぷり散歩を楽しんだ。

たまに会う高齢男性とパピヨンさんも海のそばでまったりしていた。

その前を通る必要があったのだが、はっちゃんはカーミングシグナルを出しながら礼儀正しく落ち着いて通り過ぎた。

相手が落ち着いていたらすれ違いもできるようになった。

そしてはっちゃんも海岸沿いを散歩。

 

 

北側に山があるので風がブロックされて快適だ。

 

満足のゴロンゴロン。

 

「ゆっくりできて楽しかったよ!」

 

道草したり休憩したりしながらのんびり歩いていたので、2時間近くかかっていた。

このところ天気が不安定なので、たまの晴れ間にゆっくりするのもいいだろう。

さて今日は、保護犬を迎えた時に気を付けるべき注意点について書こうと思う。

最近、保護団体や個人などから犬を迎える方が増えてきた。

保健所やセンターで致死処分される犬猫がまだ数多く存在する現状を考えれば、ペットショップやブリーダーなどで購入するのではなく、レスキューされた犬を迎えることが好ましいことは言うまでもない。

だがすでに成長した犬を迎えるのは難しいのではないかと心配する声もよく聞くし、実際、犬が怖がってなかなか慣れないという声も聞く。

以前に比べたらずいぶん情報が増えてきたが、それでも犬目線に立った、犬の生活の質ということまで考えたアドバイスはそれほど多くない。

PONOPONOでは当初からアニマルライツを尊重した接し方を掲げてきたが、近年ますますこれを普及する必要性を感じている。

犬を迎えて第一に考えるべきは、犬にとっての快適さや安心である。

ともすれば、部屋を破壊されない、脱走させないなど人間にとっての管理のしやすさに目が行きがちだが、こうした自由の制限が犬を不安にし、新生活への適応を妨げる原因になる。

先日元野犬を迎えた方からのご相談を紹介したが(記事はこちら→https://ponoponoblog.info/post-3848/)、このわんこさんはダブル首輪とダブルリードでパニックになり、散歩の準備段階で震えるようになっていた。

そこでハーネスに変えていただいたところ、パンティングがなくなり、早足が軽減し、家でリラックスする時間も増えてきたそうだ。

レスキューされた犬たちは、今までに恐ろしい思いをたくさんし、不安を抱え、ストレスやトラウマなどに苦しんでいる。

そういう犬たちがリラックスして過ごせるようにするには、静かで、落ち着いた、安全な環境と、可能な限りの自由が欠かせない。

自由については日本ではあまり語られないが、安全で快適な場所に自分で移動できるというのは、精神的安定と健康のために非常に重要なことだ。

リードにつながれたりケージに入れられたりなどしてしまうとこれができなくなる。

なので室内ではフリーにして、危険がないように犬の口が届くところに、触られて困る物を置かないようにしよう。

留守中が心配という方もいるが、犬を迎えた直後の1週間は外出を限りなくゼロに近くする(ごく短時間でかけるときもケージフリーで)というのが基本だ。

これも日本ではほとんど言われていないが、動物福祉系サイトを英語で検索すると出てくる。

犬がある程度環境に慣れてから(個体差があるので注意)、落ち着いてリラックスしている時に短時間留守してもらうようにするといい。

ただしすっかり慣れている犬でも、留守番自体が犬にとって不安なことで大きなストレッサーになるため、最長でも6時間以内にとどめよう。

室内にいるときに首輪を着けているのも犬にとっては不快なので、保護当初の脱走しやすい時期の対策としては、首輪ではなく柔らか手芸用テープに電話番号など書いて首に着けておけばそれほど邪魔にならない。

室内環境がその犬にとって快適であれば脱走しにくい。

自由が制限されていたり、室内が騒々しかったり、その他その犬が不安に感じるようなことがあったりすると脱走リスクがグンと上がる。

なので、静かで穏やかな雰囲気作りが大切だ。

家族同士の喧嘩や言い争い、人が室内で頻繁にあるいはどたばたと歩く、ピーというような機械やテレビの音、ドアをバタンと閉める音、洗剤や香料などの人工的な香り(アロマも含む)などはいずれも犬にとっては不安やストレスの原因になる。

早く新環境になじんでもらうには、これらを可能な限りなくすことが必要だ。

音については、以前に取り上げたリラクゼーション音楽を活用してみよう。

記事はこちら→https://ponoponoblog.info/post-3626/

野性動物も好むようなので、試してみる価値はある(個体差があるので要観察)。

犬への接し方では、つい気になって構いたくなったりじろじろ見たりしがちだが、最初の1週間ぐらいはそっとしておこう。

犬の好きなように自由に過ごしてもらい、犬が甘えて来たら甘えてもらう、犬が隠れていたらそのままにしておく、散歩に行きたがったら行ってみる、行きたがらなければ行かないという具合に、すべては犬の意思に従い、人間からの働きかけは最小限にとどめよう。

言い換えれば、犬自身のペースを尊重するということだ。

早く慣らそうとしてあれこれすると、かえって不安が大きくなってしまう。

犬自身が自分で考え、自分で納得がいくように行動してもらうのがベストである。

人間はただそばで見守るだけでいい。

これはその後の犬との暮らしについても同様だ。

犬は(そしてその他の動物も)自分のことは自分で対処する能力を持っているので、良かれと思って人間の考えを押し付けたり、取り仕切ったりしないようにしよう。

「うちのルールを教えないと」と思ってトレーニングやしつけに走るのはくれぐれもやめておこう。

それでトラウマを抱えてしまう犬が後を絶たない。

そのうちに犬は自分で新しい環境での身の処し方を身に着けていく。

その犬の経歴や個性などにより非常に時間がかかることもあるかもしれないが、人間がやることは同じだ。

犬にとって安心できる快適な環境を整えることに全力を尽くしたい。

 

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