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ストレス 日々のケア

犬にも脳血管障害がある~リスクを減らすには

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隣に滞在中だったビーグルちゃんが帰っていき、またいつも通りの平和な日常が戻ってきた。

ストレスに苦しむわんこがすぐそばにいるというのははっちゃんもわたしも気になるのでほっとした。

 

「ゆっくり歯磨きガム食べよ」。

 

大腿骨骨折で入院した母の続報が入ってきた。

関節の損傷が激しいので人工関節を入れなければならず、機能回復は難しいだろうとのことだ。

そして手術まで2週間も待たなければいけないことも判明した。

これらも問題だが、それ以上にせん妄がひどいのが気になる。

高齢者は入院などの環境変化によるストレスからせん妄を起こしやすいのだが、母は軽度認知障害の診断も受けている。

もともと高血圧と糖尿病があり、何度も小さな脳梗塞を起こしているので、動けなくなってまた脳の血管が詰まっているのかもしれない。

父はいたく気落ちして、「お母さんはもう帰ってこない」と言っているが、その父はアルツハイマーの診断を受けているので、ストレスで症状が悪化しそうだ。

これは人間の話だが、犬でも高齢でのストレスはダメージが大きい。

うちではマルちゃん(大型犬♂2021年没)がわたしの入院中に命を落としている。

事故のようにどうにもできないことで大きなストレスにさらされることもあるので、やはり日ごろからのストレスマネジメントと健康管理は大切だと痛感する。

脳梗塞のような脳血管障害は、犬にもあることが最近の研究で判明している。

ただ、MRIやCTで検査しないとわからないので、診断されずに亡くなっていくケースも多いだろう。

うちもそうで、行ける範囲にこういう検査ができる病院がなければアウトだ。

人間の医療も獣医療も、地域格差があまりにも大きい。

犬の脳血管障害の原因はよくわかっていないが、腎臓病、クッシング病(副腎皮質機能亢進症)、高血圧、糖尿病、心臓病、出血性疾患、甲状腺機能低下症、癌などの基礎疾患がある場合にはハイリスクになる。

初期症状からの見極めが難しいと言われていて、意識障害やけいれんなどの重篤な発作が起こったときには手遅れになりやすい。

四肢の震えや首の傾き、歩行障害などの軽微な変化に早く気付けばいいが、実際にはわかりにくく、気づいてもすぐに高度医療につながらなければ処置できないからだ。

やはり人間の健康管理と同様に、慢性疾患を予防するということが最も大切なのだろうと思う。

うちの近所には人間用も動物用も設備の整ったいい病院がないので、予防に力を入れるしかない。

なので以前から食べ物に気を付けて(高度加工食品や農薬など)適正体重を維持し、適度な運動とストレスマネジメントに取り組んでいる。

犬もわたしもだ。

もちろんそれで完全に発症を防げるわけではないが、リスクを減らすことは大切だ。

人も犬も健康で幸せに暮らしたいものだ。

 

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