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今日も元気にネコさんチェックに向かうはっちゃん(秋田MIX♂9歳)。
ネコ餌ポイントに行ったら、餌皿ではなく道路の端っこにカリカリがばら撒いてあった。
ネコさんたちの姿はなかったので、まだ食べていないのだろう。
そばに近づくと食べてしまうので、軽くリードにテンションをかけて近づかないようにしながら、「これはネコさんたちのだからやめとこうね」と言うと、「そうだね」とさらっと通り過ぎた。
漁村をブラブラして帰るときは完全にスルーしていた。
今日はキャットフードの気分じゃないようだ。
と思ったら、ネコ糞ポイントで食べごろのやつを見つけて大事そうにくわえた。
それを家のすぐそばまで運び、静かな草地でゆっくり食べた。
はっちゃんがネコ糞を食べるのは、わたしといっしょの散歩では引っ越してきて以来初めてだ。
いつもはまたいで通っている。
今日はネコ糞の気分だったのだろう。
沖縄にいた時はヤギ糞がお好みだった。
こちらではイタチの糞がよく落ちているが、それには興味がないようだ。
自分で食べ比べてみるのは勇気がなくてできないが、それぞれ違ったおいしさがあるのだろう。
歯磨きガムを食べるはっちゃん。
昨日、めったに行かない路地を歩いていたら、庭仕事をしていたおじさんに「糞の始末をしてくださいね」と言われた。
ちょうど透明のビニール袋に取ったものを持っていたので、それを見せながら「毎回ちゃんと取ってますよ」と言った。
そばの空き地に放置糞があるらしい。
だが、大型犬の糞は人間と同じぐらいのかさがあって、そういうのは近所でも見たことがない(大型犬はうちだけ)ので、完全に濡れ衣だ。
これまでも吠え声や糞の放置の疑いをかけられることがときどきあり(すべて濡れ衣)、保健所に通報されたことまであったが、職員にチェックしてもらって疑いが晴れた。
だがあまりいい気持はしない。
犬があまり好きでない人は、犬がいるだけで苦々しく思っている節がある。
他方で、好きな人からは防犯になるとありがたがられることが、これまたよくある。
昨日、奥の別荘の人が来ていて、わたしが家にいるのを見て挨拶に来た。
このあたりは空き家ばかりなので、番犬がいるとありがたいとしきりに言っていた。
以前は別の家に黒ラブさんがいたそうだが、数年前に亡くなったのだそうだ。
はっちゃんは番犬ではないが、知らない人や車が通るとたいていは吠えるので(吠えないこともある)、その時点で不審者ではないか確認することができる。
わたしが外に出て対応していると吠え止むので、苦情が来ることはない。
わたしが毎日ウォーキングに行っている山の別荘地には黒ラブさんが住んでいて、山中に響き渡る大きな声で吠えていることがある。
山の上にいるときに吠え声を聞いて、最初ははっちゃんの声かと思っていったい何があったのかとびっくりしたが、山を下りてきたらその犬だった。
なかなか吠え止まずに声も大きかったので、うっかりすると苦情が来るレベルかもしれない。
吠えは犬として当然の行為であり犬の習性の一部なので、ゼロにすることはできないしすべきでもない。
またこれは、「しつけ」で何とかなるものでもない。
しつけ本やサイトでは、次のようなやり方が紹介されていることがある。
「吠えろ」とか「スピーク」とかのキューで吠えさせてご褒美を出し、「静かに」とか「クワイエット」と言ってご褒美を出すというものだ。
このやり方はとてもリスキーなので、よい子はマネしないほうがいい。
吠えること自体が自己報酬的であるのに加えて、人間からのご褒美まで出るので、犬はどんどん吠えるようになりやすい。
吠えてご褒美、吠え止んでご褒美、また吠えて・・の無限ループになってしまったという話も少なからず耳にする。
犬は何かに反応して吠えているのだから、反応しにくくすることが解決策だ。
そのために必要なのは次の2つである。
1.犬自身の反応しやすさを改善する(ストレスマネジメント)
2.環境をコントロールする(音や視界を遮断する)
慢性ストレスは刺激への反応しやすさを引き起こすので、ストレスの原因を一つ一つ取り去ってストレスレベルが下がると、少しの刺激には反応しなくなる。
だが、不審な音が聞こえたり不審なものが見えたりしたら、多くの犬は警戒して吠えるだろう(中には吠えない犬もいる)。
なので、犬の目線から外が丸見えにならないように目隠しになるものを設置したり、窓に透明の窓用防音シートを貼ったりするのが有効だ。
近所への音漏れ対策としては、隣家に面した部分に本棚のような大きな家具を置くと音が聞こえにくくなる。
通常はこれらの対策で犬の吠えは許容範囲になるが、効果が出るまでの間は少し我慢してもらう必要があるかもしれない。
その場合は近所の人に対処中であることを伝えておくといいだろう。
犬が快適に暮らせる環境を整えれば苦情が来るほどの吠えはなくなるので、地道にストレスマネジメントと環境の調整を進めよう。
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