ドッグウォーカー博士のスローライフ

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そのボディランゲージは犬を怖がらせる!

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涼しくて気持ちのいい朝、はっちゃん(秋田MIX♂9歳)はちょっと遠征して、わたしのジョギングコースの海沿いの道を歩いた。

 

超ゆっくり歩く姿がかわいい。

 

今日は人にも犬にもあまり会わず、散歩の出だしでゴミ捨てにきた近所の高齢女性に会った程度だったが、その人のインパクトが大きかった。

はっちゃんの真正面から「わぁ~」というような声をあげて手を広げて近づいてきたのだ。

はっちゃんがびっくりして飛びついたら確実に転ぶので、しっかりリードを固定しながら「危ないですよ」と声をかけた。

それ以上近づいて来なかったのが幸いだったが、わたしは内心焦った。

はっちゃんは落ち着いていたのでよかったが、犬はもちろんその他の動物に対しても、真正面から手を広げて近づくというのは威嚇のボディランゲージだ。

犬はそういう人間独特のしぐさをある程度は理解しているが、恐怖や不安を感じる犬も多いだろう。

わたし自身は自分にやられたら怖い。

たまに、野生動物に遭遇したときには手を上にあげて目をにらみつけろと書いてある記事を目にするが、そういうことをすると攻撃行動を招く。

クマに襲われた記事があると注意深く読んでいるのだが、後ろから襲われたケースでは軽傷で済んでいることが多い印象だ。

ただ警告ししたかっただけだろうといつも思っている。

他方でもし人間が真正面から向かって来たら、闘争・逃走反応を引き起こし、闘争の方を選択されたら大変な目に会うだろう。

犬の場合はリードにつながれているので、逃げようとしても逃げられない。

その恐怖からパニックになることもあるだろうし、似たようなことを何度も経験して人を見ると吠えて追い払おうとするようになるかもしれない。

散歩中に人を見て吠える犬は、多かれ少なかれ過去に怖い経験をしている。

にもかかわらず、犬が吠えるのは「しつけがなっていない」せいだと思われているのが何とも悔しい。

いわゆる問題行動の原因は恐怖や不安であるということを常に思い出そう。

しつけがなってないからでも、犬がわがままだからでもない。

人間が犬を恐怖や不安に陥れていることが非常に多く、しかもそれに気付いていないことも多い。

わたしたちはそういう自分たちの行いを反省し、同じ過ちを繰り返さないようにしたい。

 

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