ドッグウォーカー博士のスローライフ

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早朝はすっきり晴れていたので、張り切って散歩に出かけたはっちゃん(秋田MIX♂9歳)。

だが、いつもの漁村の路地ではネコさんの姿を全く見かけなかった。

車道の餌場のとなりのネコトイレ駐車場に、茶白さん♂が寝転んでいた。

そこではっちゃんもどっかり腰を下ろし、ネコさんを鑑賞しながら休憩。

 

 

途中でウォーキングの二人連れがやってくると、ネコさんは慌てて塀の上に逃げて行った。

 

 

だがはっちゃんは追いかけることなく(偉い!)、ゆっくりと体の向きだけ変えた。

そして塀の上で何やら仲間に話しかけるネコさんを、引き続きゆっくりと鑑賞した。

ネコさんはわたしたちが来ても逃げなかったのに、ウォーキングの人からは逃げて行った。

違いは速度とカーミングシグナルにあると思う。

わたしたちはゆっくり歩きながらやってきて、ネコさんと目が合うとまばたきしたり顔を背けたりしながらさらに速度を緩めて接近した。

ネコさんは警戒していなかったが、もし耳を横に倒したり背中を丸めたり逃げそうにしたりしたら、その時点で立ち止まっただろう。

上記は敵意がないことを伝えるカーミングシグナルであり、相手に対する思いやり行動だ。

これを行うか否かで、相手(犬でもネコでもその他の動物でも)の反応は全く違ってくる。

この社会には人間だけでなく、さまざまな生き物が暮らしている。

わたしたちはそういう者たちへの配慮を忘れないようにしたい。

 

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