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朝、わたしが目覚めたときの犬たちの反応で天気がわかる。
犬たちは午前5時ごろになると起きてごはんを待っている。
天気がいい日は少し動き回ったり、わたしが起きてないか覗きに来たりするが、雨の日はほとんど動かない。
今朝も動きが少なかったので、天気予報通り雨だとわかった。
「今日も雨だよ」と口を尖らすはっちゃん。
犬ごはんの後は、はっちゃん(秋田MIX♂8歳)といっしょにベッドに戻り、7時ごろまでゆっくりした。
散歩に行けないのは残念だが、家で静かに過ごすのも落ち着いていい。
実際、休息は犬にとっても人にとっても大事なことだ。
インドの自由行動犬の研究によると、犬たちのライフスタイルはほとんどの時間寝ているかゆっくりぶらぶらしているかというものだった。
これは自由行動犬が多い地域に行ったことがある人ならわかるだろう。
犬はやたら興奮して走り回ったりするような生き物ではないし、それではエネルギー効率が悪すぎる。
犬はまったり過ごす生き物なのだ。
タイの野良犬さん(FotoACより)
そして1日の運動が多すぎるといわゆる問題行動が悪化するということは、これまでもいろんな人が指摘してきたしわたしもブログを通してずっと紹介してきた。
では、どのぐらいが運動しすぎなのだろうか。
これは犬によって違うので、よく観察する必要があるがこんな研究を見つけた。
Jen Leslie, Can exercise make problem behaviours worse?(運動は問題行動を悪化させるか?)
ここでは5歳のテリアミックス犬ラギーさんの行動とボディランゲージが12日間観察された。
1週間目は3日間の休息(ただし精神的な刺激を与えることは可)と3日間の散歩という普段通りの生活で、2週目は、毎日1日1回45分以上の散歩プラス他の運動というスケジュールにした。
すると、1週間目の休息日と散歩日のラギーさんの行動には明らかな違いが観察された。
散歩日の3日間は毎日注意を求める行動と落ち着きのなさが見られたが、休息日にはこれらの行動は全く見られなかった。
また、散歩日には前足を舐める行動もあった。
それが2週目になると大きな変化が訪れる。
気を引く行動が1週目より100%増加し、音への反応性が400%増加し、落ち着きのなさが66%増加し、ストレス行動が100%増加し、後追い行動が400%増加して、それらの強度と時間も増大した。
1週目で激しい散歩をした日にはしつこい肉球舐めが見られ、2週目の最後の2日間はストレス行動が目立つようになった。
気の毒な実験をされてしまったラギーさんだが、週に2~3日の休息日を設けたらこれらの行動はなくなったという。
この研究では、落ち着きのなさ、気を引く行動、音への反応性、後追い行動、ストレス行動などのいわゆる「問題行動」は、過剰な刺激と休息不足が原因である可能性があることが示唆されている。
生身の犬にこのような負荷をかけた実験をすることについては反対だが、若いテリアミックスのラギーさんにとっては、45分以上の散歩に毎日1回行くというだけでも運動しすぎで休息不足だったという点に注目したい。
若かったりテリア系だったりすると、1時間以上を1日2回は当然と思われていそうだが、そういう先入観は非常に危険ということだ。
ボディランゲージや行動をよく観察すると、どのぐらいがその犬にとって適切かがわかる。
いつも書いているように、散歩が終わったらそのあとは自由行動犬のようにまったりしてあまり動きまわらない、というのが理想だ。
うちの場合は毎日散歩に行くが、雨の日は行きたがらないので休息日だ。
ストレス行動がある場合は、ゆっくり休むことを意識するといいと思う。
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