ドッグウォーカー博士のスローライフ

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コミュニケーション

提案は具体的に

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日の出に合わせて少し出発時刻をずらしたら、犬に何度も会ってしまった。

2回は狭い道だったで、はっちゃん(秋田MIX♂8歳)に「戻ろう!」と言って引き返した。

はっちゃん、少し飛び跳ねたがすんなりOKしてくれて、そのあとはすぐに落ち着いた。

3回目は広い道で、相手犬も落ち着いていたのでさりげなく自分で空き地に入ってやり過ごした。

相手が落ち着いていると、とても上手に回避できるようになった。

最初に会ったのは大き目柴犬さんで、たぶん以前に走ってきてガウガウになった犬だと思う。

いつもは通らない道幅1mの狭い路地で正面から高速でやってきたので、「あ、ちょっと待ってください」と声をかけた。

すると相手の30代ぐらいの男性は「はい」と言いながらどんどん近づいてくる。

「待って」が「止まれ」の意味なのは犬でも知ってるだろうと思いつつ、「止まってください」と言い直したらようやく止まってくれた。

それはそれとして、提案は具体的に行うことが重要だ。

たとえば、「そっちはやめよう」よりは、「こっちにおいで」の方がわかりやすい。

前者でもそのうちに理解するようにはなるが、とくにコミュニケーションがよく取れていなかったり、ストレス・興奮度が高くて判断力が鈍っている場合などは、後者のようにわかりやすい方がいい。

人間でも、「~しないで」と言うよりも、具体的な行動をあげて「~して」と言う方が実行しやすいと言われている。

わたし自身は「~しないで、~して」と言われるのがわかりやすい。

わたしとうちの犬たちとは、言葉よりも目くばせとか阿吽の呼吸みたいな無言のコミュニケーションの方が多い。

 

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「天気が悪くてつまらないから部屋に入るよ」

 

はっちゃんは部屋に入りたいのにちょっとドアの前で待っていることがある。

そんなときは、はっちゃんを見て、ヘッドムーブしながら目線を室内に向けると入ってくる。

わたしがベッドにいてはっちゃんがサブベッドに来たいのに待っているときは、サブベッドをトントンすると飛び乗ってくる。

表情とか微妙な体の動きとかも無意識に使っていると思う。

こういうのは一緒に暮らしながらよく話し合っているうちにできるようになるので、まずはわかりやすい言葉で具体的に提案してみよう。

そこに来てほしい方向への目線移動などを加えていくといいと思う。

 

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