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梅雨らしく雨がしとしと降る憂鬱な天気だった。
はっちゃん（秋田MIX♂8歳）はトイレ以外ずっと室内で寝て過ごした。
「お外行けないね…」
わたしもまだお腹が痛くて皮膚も痒く不快だったので静かに過ごした。
動き回らずに静かにしている雨の日があると、体を休めることができるので悪くない。
ところで犬を迎えて間もない方からよくいただく質問のひとつに、犬がテーブルに上がったときにどう対処したらいいかというものがある。
叱ってはいけないのか、黙って下ろせばいいのか、そのままでいいのか、などと悩むという。
PONOPONO犬育てでは叱らないし命令もしないので、「こら、下りなさい」などとは言わない。
厳しい声や怖い声は犬を委縮させ、ストレスをかけるし、それに命令も加わると自分で考えることができなくなる。
怖いから言うことを聞くが誰も見ていなければやるという、人間の子どもでもありがちなことが起こる。
それに、人間のルールを押し付けるのも、またそれがよくわかっていない状態で従わなかったからといって叱るのもフェアでない。
犬がどこにいようが犬の自由だが、テーブルのような高いところに上るというのは、犬の場合ストレス・興奮度が高いケースが非常に多い。
もちろん、その場所が快適で気に入ってしまってそこにいたいというケースもなくはないが、圧倒的に勢いで上がってぴょーんと飛び降りるという一連の行動として行われることが多い。
このセットは体に大きな負担がかかるので非常に危険だ。
ストレス行動の一環で危険な行動が起こっているので、そのまま放置するのではなく、対処すべきであるとPONOPONOでは考えている。
ストレスマネジメントが進めばやらなくなるが、上っては下りるを繰り返すのは危険なので、すぐに対処することが必要になる。
この場合はテーブルなどの高いところに物理的に上れないようにするということだ。
テーブルに上りたがるのは中小型犬が多く、たいていは椅子をステップにして上っているので、ステップとして使えないようにする。
また、テーブルの上においしいものがあって上ろうとしている場合は、卓上から食べ物を撤去して冷蔵庫などに入れてしまう。
テーブルの上が居心地がよくなっている場合は、それを上回る快適さの素敵な寝床を犬が好む場所に作る。
以前に里子に出した保護犬で、窓から外を見たくてテーブルに上りたがるがどうしたらいいかという相談を受けたことがあった（うちではやらなかった）。
それについては、窓を見るための犬専用台とそこに安全にアクセスするためのステップかスロープを付けるようアドバイスした。
ダメダメ言ったり叱ったりする前に、犬の言い分よく聞いて、どうしたら安全に暮らしてもらえるかを考え、あれこれ工夫してみよう。
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