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曇り予報だったのに朝から雨が降っていた。
はっちゃん(秋田MIX♂10歳)は軽く朝食を食べたのち寝て過ごしていたが、今日はいいことがある。
大好きな雪音さんが来てくれるのだ。
雨が当たらない玄関のたたきで横になっていると雪音さんが到着。
門のところにお迎えに行ってひとしきり甘えたのち、一緒に部屋に入ってきた。
「雪音さんが来てくれたよ」と報告するはっちゃん。
「えへへ、うれしいよ」。
「ごくらくー」
「いっぱい撫でてもらった~」。
はっちゃんはいちいち報告して、感情を共有しようとしてくれる。
わたしは人と感情を共有することが苦手なので、はっちゃんの社会性の高さに感心する。
楽しい時間をすごしたのち、帰る時間になった。
タイミングよく雨が上がっていたのできっとお見送りに行くだろうと思ったらその通り。
「もちろん行くよ!」と張り切って駐車場まで見送った。
雨も降っていなかったのでそのまま散歩に行き、漁港の中をたっぷり探索した。
雪音さんが来てくれた上にお散歩にも行けて大満足だったね。
わたしもはっちゃんの笑顔がたくさん見られてとてもうれしかった。
散歩中に元気いっぱいでグイグイリードを引っ張っている柴犬さんに会った。
雨の合間で涼しかったのでお散歩に出たのだろう。
わたしたちが立ち止まって待っていると、「ちょっと待っててくださーい」と言いながら通って行った。
柴犬さんの様子から接近するとガウガウ言ってきそうだと思ったのだが、その人の行動からもきっとそうなのだろう。
いつも書いているが、過剰反応する場合には近づけたりせずに、相手の人に声をかけて待っていてもらうのがベストだ。
声をかけにくいという人もいるが、今日会った人のように待っててくださいと言ってくる人もいる。
自分の犬が反応しなかったとしても、相手の犬がリードをグイグイ引っ張っている場合は興奮しやすい状態になっているので、安全な距離を取って待っていよう。
安全な距離というのは、相手の犬も自分の犬も反応せずに安心していられる距離という意味だ。
時として何十メートルも離れなければならないこともあるが、そういうものである。
散歩中に若くて元気いっぱいな犬が前のめりになりながらグイグイ寄ってくることがある。
それを見て、「相手が挨拶したがっているのだから挨拶させよう」と思ってしまうかもしれない。
だが前のめりグイグイの時点で回避するのが賢明だ。
い分の犬が非常に友好的でカーミングシグナル上手であり、どんな犬でもなだめてしまうほどのスキルを持っている場合は犬に任せるのもいいかもしれない。
マルちゃん(大型犬MIX♂2021年没)はメス犬に対してはそうだったので、挨拶してもらうことが多かった。
だが自分の犬がそこまでのスキルを持っていると思えない場合は、「すみません、犬が苦手で」などと言って立ち去ろう。
でないと相手にのしかかられるなどの無礼なことをされて嫌な思いをしたり、ガウガウ反撃してけんかになったりなど、よくない経験をしてしまう。
そういう経験を重ねてしまうと、犬を見たら過剰反応するようになりやすいので気を付けよう。
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