ドッグウォーカー博士のスローライフ

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こんな声掛けは避けたいー散歩のときのNGワード

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天気が良かったので出だしから道草モードのはっちゃん(秋田MIX♂9歳)。

散歩コースはいつも通りでも、道草が長いので時間がかかった。

シメのゴロンゴロンは4回も場所を変えておこない、その都度長い休憩が入る。

その間、わたしはストレッチをしながら待っている。

 

「今日はたくさん転がるよ~」

 

これから少しずつ暖かくなっていくので、ポカポカ陽気の散歩日和が増えるだろう。

はっちゃんは寒くても散歩日和なのであまり関係ないかもしれないが。

昨日、このブログで「呼び戻し」について取り上げた。

黙ってリードを固定して方向転換する方に体を向けるというものだ。

今日はこのときの「黙って行う」ということについて解説したい。

この「呼び戻し」(PONOPONO的に言えば「提案」)は、ボディランゲージによって犬に「こっちに行かない??」と

語り掛けている。

なので、まずはボディランゲージに注目してもらいたい。

それが第一の理由だ。

だがそれ以外にもある。

以前に犬が嫌いな言葉を調べたイギリスの研究を紹介した。

記事はこちら→https://ponoponoblog.info/post-2345/

この調査は60頭の犬に日ごろよく使っている単語やフレーズを聞かせて心拍数を測定するというやり方で行われた。

それによると、心拍数が減少した嫌いな言葉のランキングは次の通りだった。

1位 おうちに帰ろう

2位 ゴロンして(トリックのコマンド)

3位 スピーク(トリックのコマンド)

4位 おいで

5位 お手(トリックのコマンド)

 

トリックのコマンドが3つもランクインしていて、やはり楽しいのは人間だけで犬は嫌がっているということが明らかになった。

栄えある第1位は帰宅を促すもので、呼び戻しの「おいで」が4位だったというのも無視できない。

散歩のときに何度も嫌な言葉をかけられたら、せっかくの楽しい散歩が台無しだ。

散歩中に「おいで」とか「帰ろう」などは、言わずに済ませられればそれに越したことはない。

藪の奥などに探索に行ったりしたときは、ただリードを持って待っていたら戻ってくるので、せっかちに呼びかける必要はない。

はっちゃんのように休憩が好きな犬と散歩をしていると、なかなか休憩が終わらずにやきもきするという方がいる。

そういう場合は一定時間一緒にリラックスしたのち(←これ大事)、ボディランゲージで誘うように歩き出すと一緒についてきてくれやすい。

すぐさま「おいでおいで」と言い出すと、テンションが下がってさらに歩かなくなるので気を付けたい。

また、帰る呼びかけについても、落ち着いてゆっくり歩いていれば、犬は一定時間ブラブラして満足すると自分で家に向かうので、わざわざ「帰ろう」などという必要はない。

あまりに長くなって犬が疲れているようだったら、そのときには「呼び戻し」の要領でリードを固定して体の向きを変え、「こっちに行かない?」の提案をする。

というわけで、散歩の時にはあれこれ言わずに黙って、必要なとき限定でボディランゲージで呼びかける方式が、犬へのストレスを最少化できるやり方と言えるのではないだろうか。

余計なことを言って、リラックスムードを台無しにしないように気を付けたい。

 

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