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朝起きてカーテンを開けると庭が白くなっていた。
昨夜、雨が降っているような音が聞こえていたのが雪になったらしい。
散歩のときに滑るかもしれないと思ったが、舗装道には積もっておらず凍結もしていなかった。
それはよかったが風も吹いていて寒い。
体感的にはこの冬一番の寒さだった。
はっちゃん(秋田MIX♂9歳)は余裕だったが、ゴロンゴロンする草地に雪が残っていたので今日はスキップ。
道の脇のわずかな草を食べて終了だった。
さて今日は、興奮の悪影響について書いてみよう。
たまたま見つけたヴァンアイル・ヴェテリナリー・ホスピタル(カナダ)のサイトに、獣医師による非常にわかりやすい解説があったので紹介したい。
記事はこちら→ " Over Excitement and Exercise: How To Tell If Your Dog is Stressed "(過度な興奮と運動 : 愛犬のストレスの見分け方)
この記事は、口角を引いた「笑顔」(=いわゆるストレススマイル)で走り回っている犬は幸せなのか、それとも興奮しすぎているだけなのかと問いかけるところから始まる。
興奮は必ずしも幸せとは限らない。
私たちが目にする極端に「幸せ」な態度は、たいてい過度の興奮であり、行動学的にアンバランスな犬のサインであることの方が多い。
この過度の興奮は通常、他の好ましくない行動と結びついている。
だが、この2つが関連づけられることはあまりなく、決まって同じ解決がなされる。
すなわちもっと運動させることだ。
しかし、多くの人が気づいていないのは、過度な興奮の主な要因の1つが運動のし過ぎであるということである。
筆者は、犬を落ち着かせるためにはもっと運動させるべきだという考えを「俗説」として退ける。
「高エネルギーの犬は、そのエネルギーのはけ口として高強度の運動しか受けていないため、常に覚醒状態にある。この覚醒という用語は、犬の興奮と精神的コントロールのレベルを指すものである。
つまり、走り回るなどの運動によって発散するという状態が日常化することで、犬は常に覚醒状態になるということだ。
そして覚醒度の高い犬の特徴として以下の点を指摘している。
- 興奮した見た目(口を引いて舌を出す、落ち着きがない)
- パンティング
- 跳ね回る
- 絶え間なく声をあげる
- 吠える
- 歯をならす
- 震える
- 回転する
- 行ったり来たりする
- 固まり、ある刺激(おもちゃや他の犬など)に執着する
- 心拍数、血圧、呼吸の上昇
- よだれを垂らす
- 瞳孔が開く
- 刺激に対する衝動の制御不能
ドッグランに行くとこういう様子の犬を見ることができる。
覚醒状態にある犬にはストレスがかかっており、体の中ではストレス反応が起こっている。
ストレス反応によって体に変化が起こり、ストレスホルモンが血中に放出される。
このストレスホルモンは、刺激が過ぎればすぐになくなるというわけではない。
ストレスホルモンが体外に排出されるまでには、他に過剰な刺激やストレスとなる状況がなければ、実際には6日ほどかかるといわれている。
したがって、毎日興奮するような活動をしていると、毎日ストレスホルモンが分泌され、犬の血液中には常にストレスホルモンが多く存在することになる。
この覚醒・興奮状態がもはや常態化してしまい、いくら体を動かしても犬の精神状態を正常化することができなくなるのだ。
すると犬は次のような問題を抱えることになるという。
- 落ち着いて自分をコントロールすることができない
- 反応性が高くなる
- 動きや音に過剰に反応する
- トレーニングや社会化、新しい場所への訪問が困難になる
- ストレスやフラストレーションから行動上の問題が引き起こされる
こうした問題に対し筆者は、オンリードでのゆったり散歩を勧めている。
それについてはわたしも全く賛成だ。
激しい運動を毎日やって覚醒状態になってしまった犬は、ゆったり散歩が最良の処方箋である。
それによりストレスレベルも下がっていき、反応しやすさをはじめ行動上の問題も改善して、心身のバランスを取り戻していくのである。
日本では専門家によるこうした情報があまりないので取り上げてみた。
「犬を落ち着かせるためにはしっかり運動させるべき」という「俗説」を信じている人たちに、ぜひともこの記事を紹介していただきたい。
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