ドッグウォーカー博士のスローライフ

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コロナ下での「ペット」の受難

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雨のため一日中家で過ごすはっちゃん(秋田MIX♂8歳)。

ベッドでゴロゴロしていたので隣に行くと、脚をパカッと広げてお腹撫でてと催促する。

いつもながらかわいい。

 

 

わたしはかなり前からセミリタイヤ状態でずっと家にいるので、犬たちとの時間はいつもたっぷり取れる。

コロナによる「自粛」もほとんど関係ない。

だが、コロナ禍で「ペット需要」が増大し、それに伴って飼育放棄も増えていると報道されている。

たとえばこちら→https://www.jiji.com/jc/article?k=2021022000189&g=soc

日本だけでなく、ドイツでも犬の密輸が増えているとか、イギリスで犬の盗難が多発などのニュースも流れてきた。

在宅時間が増えて、友人などと会う機会が制限されていることから、「ペット」に楽しみを求めているのかもしれない。

だが、平常勤務に戻ったら動物たちと過ごす時間は確保できるのだろうか。

また、思っていたのと違うというありがちな理由で放棄する人も増える。

最初のリンク先の記事は、「生後1年未満の子犬や子猫の保護依頼が急増」したというNPOの証言を取り上げている。

飼育放棄が問題になると必ず「最期まで責任をもって」と強調されるが、わたしは「迎える前に今一度よく検討しよう」が最重要課題だと思っている。

ペットショップの展示販売は衝動買いを促すし、店員も意図的にそれを煽る。

店頭で「小型犬なので散歩はいりません」とか、「ケージに入れておけば大丈夫」などと言われたという話を頻繁に聞くし、わたし自身も聞いたことがある。

販売されている犬猫は純血種が多いが、純血種の繁殖・流通の問題について何も知らずに「買う」人がほとんどだろう(知っていたら買わない)。

これがのちの飼育上の困難、ひいては飼育放棄に大きく関係してくるというのに。

犬の場合、犬種によって吠えやすさや活発さ、警戒心の強さなどに一定の傾向があるが、そういうことも知らずにというか、調べずに迎えてしまう人が多い。

そもそも、種が違う生き物と一緒に暮らすというのは、そんなに簡単なことではない。

知識も、時間も、お金も思っている以上にたっぷり必要だ。

今の自分の暮しを全く変えずに、動物側に一方的に適応を強いるのは無理がある。

その無理が動物にストレスを与え、ストレス行動=問題行動となって現れ、人間はそれに手を焼くことになる。

その動物に快適な環境を提供できるかという観点から、迎えるかどうかを検討することが、まずもって重要だとわたしは考えている。

ドイツの事例を見ると、展示販売を規制するだけでは問題解決にならないことがわかる。

動物が商品として売買されている限り、「余剰」とされる動物はなくならないだろう。

今回取り上げたような「ペット」の受難は、これまでの問題がコロナ下でより鮮明に現れたに過ぎない。

動物たちが置かれている状況について、今一度深く考えてみる機会になればと思っている。

 

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