ドッグウォーカー博士のスローライフ

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犬を褒めないの?

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今朝は2頭連れお友達犬ちゃんたちに会えてご機嫌だったマルちゃん(大型犬MIX♂12歳)。

300メートルほど先にいても見つけるところがすごい。

見つけると自分の散歩はのんびり続けつつ、さりげなく歩く速度を調整して近づいていく。

相手犬ちゃんたちも私たちを見つけると「ハッ!」という顔をして待っていてくれる。

そばに来たらそれぞれが挨拶を始める。

相手犬ちゃんたちはわたしとも挨拶したがるので、リードがあちこち交差する。

だが挨拶は一瞬で終わるので、そのあとはまたそれぞれの散歩に戻る。

マルちゃんはこれをとても楽しみにしている。

今日はいつも吠えてくる黒柴♀ちゃんが、吠えずに通り過ぎて行った。

何度も会っていて、こちらからずっとカーミングシグナルだ出し続けていたので、その効果が出てきたのかもしれない。

マルちゃんはこの子とお友達になりたくて仕方がないのだ。

そのうちに仲良くなれたらいいね。

 

 

 

ところで、PONOPONO犬育ては犬を叱らない。

これは読者さんたちもご存じだろうが、犬を褒めないというのは知らない方がいるかもしれないと思う。

人間が褒めるときというのは、ほとんどが自分がやってほしい行動を犬がしたときではないだろうか。

これは自分にとって都合のいい行動を強化するということだ。

おやつを使った「しつけ」やトレーニングの別バージョンであり、支配の一種である。

犬の意思や自発性を尊重するではなく、人間側の意向を犬に押し付けているに過ぎない。

おやつをあげたり褒めたりすることで学習が進むという考えは、ドッグトレーニングの世界で「陽性強化法」と言われているやり方の特徴である。

それにたいして、犬中心アプローチをするPONOPONOでは、犬自身が自分でうまくいったと感じて自分で成長していくのを、出しゃばりすぎずに見守ることを大事にしている。

といっても何もしないというのではない。

致命的な失敗をしないように環境をコントロールすることで、間接的に犬をサポートするのである。

例を挙げると、興奮状態にある犬に噛みつかれるというようなことがあると、体に怪我を負うだけでなくトラウマになったり、他犬に対する恐怖心を持ってしまったりするので、そういう機会を確実に避けるというようなことだ。

その上で犬自身が自分でスキルを身に着けていくのを見守り、うまくいって嬉しそうだったら「よかったね」と共感したり、がっかりしていたら「残念だったね、次はうまくいくよ」と勇気づけたりする。

こうして犬は学習し、自信を付けていくのだ。

いちいち「いいこ!」などと褒める必要はないし、そういう声掛けは自発的な学習の妨げになることもある。

褒めないといけないと思っていた方はちょっとそれを止めてみよう。

その代わりに、失敗したり危険に陥ったりしないように、過保護にならない程度にサポートしよう。

すると犬は成功体験を重ねて、自信を付けていくだろう。

 

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