ドッグウォーカー博士のスローライフ

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犬の気持ち 生活の質向上

違いであって、わがままではない

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霜で真っ白になっている川土手の急斜面で、マルちゃん(大型犬MIX♂12歳)のウンチを拾おうとしてつるっと滑って転んだ。

そんな寒い朝だったが、天気が安定しているせいか犬たちは絶好調だ。

はっちゃん(秋田MIX♂8歳)は天理教のオフリード犬にまた会っ遭遇した。

そこそこ高齢のようで、わたしたちを見るとニコニコしながら寄って来ようとする。

はっちゃんも立ち止まって見ていたが、あまり近づくとガウガウになるかもしれないので「もう少し離れようよ」と促した。

少し離れたところにその犬の尿マーキング跡があったので、はっちゃんはゆっくり匂いを検分したのにゴロンと寝そべった。

そしてそのまま休憩モードの突入。

相手犬は敷地内に引っ込んでしまったが、近づいて来なければはっちゃんは観察していたかもしれない。

もう少ししたら挨拶できるような気がする。

日中は暖かかったので庭仕事をしたが、犬たちは各自日光浴に勤しんでいた。

 

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興味がないのだろうと思いきや、少したってから見に行ってみると植えたばかりの苗や球根の周辺に大きな足跡ががっつりついていた。

やっぱりチェックしたんだね。

犬はいつもと違うものがあったり、なにか形状が変わったりするとチェックする。

わたしが外出から帰った時には、はっちゃんは念入りに匂いを嗅ぐ。

うっかりどこかに腰掛けたときには、腿からお尻のあたりを入念に嗅ぐし、他犬と挨拶したときは犬の鼻が当たった膝周辺をチェックする。

人間には感知できない匂いの粒子に反応するのだ。

そういうデリケートな犬の嗅覚を、強烈な匂いで損なわないようにしたい。

はっちゃんはたばこの煙や排気ガスなどの匂いを嗅ぐと、くしゅんくしゅんと盛大にくしゃみをする。

わたしも臭いのは苦手なので、一緒にくしゃみをして匂いの粒子を鼻から追い出している。

犬は聴覚も非常に優れており、微妙な違いをよく聞き分けていると思う。

家族の車の音がわかるという話は定番だが、家族の足音もキャッチしている。

わたしが裏庭に面した道路を通って帰ってくると、部屋で留守番しているはっちゃんが「ワフッ」と言う。

なるべく足音を忍ばせて歩いているのだが、それでも気づかれてしまう。

犬と人間は共通する部分もたくさんあるが、人間よりもずっと鋭い感覚を持っているので、「これぐらい大丈夫だろう」という人間的な決めつけは慎みたい。

自分は平気でも犬は平気でないことがたくさんあるし、「犬」一般ではなくその犬独自の個性もある。

だからよく観察することが大事なのだ。

そして違いがわかったら、その違いを尊重しよう。

わたしたちは違いや個性を「わがまま」と決めつける教育を受けて来た。

学校でも会社でも地域でも「みんなに合わせる」ことがよしとされ、その価値観を深く内面化しているのである。

こういう価値観ではマイノリティの感覚や言い分は顧みられないので、常に我慢を強いられてしまう。

同じことを無意識に犬にやっていないだろうか。

わたしたちは常にそう自問した方がいいだろう。

違いをわがままと受け取らないように、考え方を根本的に変えたいものだ。

 

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