ドッグウォーカー博士のスローライフ

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散歩

もう少し待ってあげよう

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わたしの体調がほぼ戻ったら、マルちゃん(大型犬MIX♂12歳)がまたベッドの真ん中を占領するようになった。

と言っても、夜中にサブベッドに移動するので、そのあとはわたしが真ん中で寝られる。

昨夜は皮膚が痒くて何度も目が覚めた。

朝よく見てみると湿疹はできておらず、表面がピリピリしている。

午後また見てみると、やっぱり小さなブツブツができていた。

沖縄にいたときのような水泡とただれを伴ったものすごいヤツではないのが不幸中の幸いだ。

今日は雨が上がるという予報だったのが、朝とても眠かった。

それでも散歩に行こうと張り切って起きたが、はっちゃん(秋田MIX♂8歳)は起きてこない。

庭に出てみたが、マルちゃんも木の下で寝ている。

昼ごろ少し晴れ間がのぞいて暑くなったが、散歩は中止だそうだ。

 

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「毛皮が乾いたよ」

 

夕方からまた雨が降るようで、つかの間の晴れ間だった。

散歩のときに、マルちゃんは寄り道せずにだがゆったりと歩く。

他方、はっちゃんはあちこち匂いを嗅いだり、観察したり、休んだりなどしてよく止まる。

はっちゃんほど頻繁でなくても、犬は散歩中に興味があるものを観察したり、じっくりにおいを嗅いだりしたいものだ。

そんなとき人間は、犬が満足するまでじっと待っていてあげたい。

ところが、少し道をそれたり、ちょっと立ち止まったりしただけでも、「行くよ」などと声をかけたり、あろうことかリードを引っ張ったりなどする人が意外と多い。

犬が道をそれたときに「そっち行かないの」と言ってリードを強く引く光景を見たことがある人は多いだろう。

犬が行くところにはなるべく付き合うのが基本だが、人間が入れないほどの藪とか、急斜面などは、じんわりとリードを固定して待っていると、犬が自分で戻ってくる。

急かさずにそれを待っていることが大切だ。

はっちゃんは最初の頃、川土手から降りるときに急斜面を行こうとしたので、「あっちからまわってくれないかな」と交渉した。

するとそのあとは安全ルートを通ってくれるようになった。

草の急斜面を上るのはできるので、マルちゃんとはよく上っている。

声をかけるときに、イライラしたり高圧的な声を出したりしている人もよく見るが、穏やかにやさしく話しかけたいものだ。

もしできなさそうだったら無言の方がいい。

犬にとって楽しい散歩をするのが犬散歩の目的なので、人間が思うとおりに歩かせようとしないように気を付けよう。

あれこれ制限したり叱ったりなどしていると散歩の質が低下し、満足度が著しく低下する。

怖いことや不快なことがないように気を配って、犬がリラックスできるようにしてあげたい。

 

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