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昨夜、静かに寝ていると思ったら突然液体を吐いたはっちゃん(秋田MIX♂9歳)。
そのあとも何度が吐いたのち庭に休みに行った。
しばらくしたら収まったが、3週間前と同じ症状だ。
全開はガスターとメトクロプラミドを処方され、1週間の投薬で症状がなくなっていた。
その後また症状が出たのでたくさんあったガスターを投与していた。
それで収まっていたのだがやはりダメだったようだ。
そこで日曜日も開いている別の動物病院に薬をもらいに行ってきた。
はっちゃんは相変わらず車には元気よく乗り込む。
待合室まではすんなり入ったが、激しくブルブル震えていた。
今までこんなに震えたことはなかったので、前回の病院で恐怖体験をしたからではないだろうか。
とくに診察はなく、メトクロプラミドをまた1週間続けてみて、そののちにまたぶり返すようなら大きな病院で精密検査をしてはどうかと言われた。
ただし紹介は以前の病院にしてもらうようにと。
今回と前回で近所の病院がいまいちだということもわかったので、次は高速を使って遠くに行ってみようと思う。
はっちゃんは主に夜吐く以外は元気も食欲もある。
今朝も元気に散歩に出かけた。
途中2回ほど液体を吐いたが、それ以外はいつも通りのんびりリラックスしていた。
漁港の前を通りかかったときに、自転車を押した女性が出てきて「おはよう」と声をかけられた。
何度か遠くから会釈したことがあるが、基本的にはっちゃんは無関心だ。
その方は足を止めて、「いつも遠くから見るだけだけど、今日は匂いする?」と言ってそっと手を差し出した。
手のひらを上に向けてゆっくりした動きだった。
はっちゃんは自転車を警戒することがあるので、わたしも少し警戒しながらリードを固定していたが、はっちゃんはゆっくり尻尾を右振りにしながら首を伸ばしていく。
そこですぐにリードを緩めると、手をクンクンしてさらに尻尾を右にゆらゆらした。
気に入ったということだ。
ついでに撫でてもらって機嫌よくお別れした。
相手がいなくなるとはっちゃん、ニコニコしながら「撫でてもらった!」とわたしに報告に来た。
はっちゃんは何かあるとよく報告に来るのだ。
そのあと漁村の路地を歩いていふと角を曲がったところに、つながれた柴犬さんがいた。
普段はいないので、散歩待機中だったのだと思う。
はっちゃんは見た瞬間「あ…」という感じで、さりげなく引き返した。
柴犬さんは友好的な様子で、はっちゃんが去るのを見て軽くクンクン言っていたので、挨拶したかったのだと思う。
そのあとまたはっちゃんは、「わんこがいたね!いい子だったね」とちょっとうれしそうに報告に来た。
発言内容はもちろんわたしの想像だが、怖かった時はストレス顔をしているし、いいことがあったときにはニコニコしているのでわかりやすい。
今日も楽しく散歩して、いつもの草地でゴキゲンのゴロンゴロン。
よかったね、はっちゃん。
対人でも対犬でも、相手が近づいてきたときに挨拶するかどうかの判断に迷うことがけっこうあると思う。
わたしもそうだ。
はっちゃんは犬に対しては警戒するので回避が基本だが、最近は大丈夫そうな犬もチラホラ出てきた。
人についてはスルーするが、ぐいぐい来られて警戒することもある。
そのときはもちろん回避だ。
大丈夫そうだと思って近づけたらガウガウになったとか、逆に喜んで飛びついたとかいうのはいずれも失敗ケースである。
とくに後者は「元気がよすぎる」ぐらいに思われがちだが、飛びつくのは犬同士のコミュニケーションルールに反する行動である。
礼儀正しいやり方は、遠くからカーミングシグナルを出しながらゆっくり近づいて、さらっと匂いを嗅ぎ合った後に分かれるというものだ。
何度も使わせてもらっているこの動画がわかりやすい。
さまざまなシグナルを出しているが、それとともに尻尾にも注目していただきたい。
至近距離まで来たところで尻尾の動きが止まり、そのあとに振り始めている。
最初のシーンで左の黒い犬は接近とともに徐々に尻尾が下がっており(少し不安)左振りも多めだが(少し不快)、右側の茶色い犬は尻尾をあげて右振りがほとんどだった。
友好的な茶色い犬につられて挨拶はできたが、終わった後体をぶるぶるっとさせているので、「ちょっと緊張しちゃったよ」と言っているのだ。
それでもふたりとも上手にカーミングシグナルを出しており、飛びついたりせずに礼儀正しく挨拶できていた。
次の黒い犬と白い犬では、黒い犬がかなり尻尾を下げていたのでちょっとハラハラする。
だがオフリードなので、変にリードにテンションをかけて犬を緊張させるということがなく、逃げ場も十分確保されているので黒い犬も自分でその場を離れて緊張状態から避難できていた。
オンリードだと人間のリード操作の影響を受けるので、犬は緊張したり逃げ場を失ったりしてパニクりやすくなる。
次のシーンでは、茶色い犬はグーッと尻尾を下げたのち、一瞬フリーズして吠えている。
だが相手の黒っぽい犬の強いカーミングシグナルになだめられ、持ち直している。
いずれの犬もコミュニケーションスキルが高いので、これぐらいできるのであれば人間の介入は必要ないし、自由に挨拶してもらっていい。
マルちゃん(大型犬MIX♂2021年没)はまさにこういう感じだったし、怖がる相手をなだめるのも上手だった。
挨拶するかどうかを判断するには、自分の犬だけでなく相手の犬の様子もよく観察する必要がある。
でないとどちらか、あるいは両方が怖い思いをしたり、最悪トラウマになったりする。
また相手に飛びつくなどのよくない行動を繰り返して、カーミングシグナルによる礼儀正しい交流の仕方を学べなくなってしまう。
なのでまずは自分の観察スキルを身に着けよう。
何種類もあるカーミングシグナルはもちろんのこと、尻尾の位置や振り方を注意して見ておくと判断しやすくなる。
尻尾が下がったり左振りになったりしていたら危険信号で、見つけた瞬間に介入準備を始めよう。
近づく前にすでにそうなっていたら、もちろん近づかずに回避する。
近づいてからだったら、犬と犬の間に割って入っていって、そのままその犬から遠ざかる方向に進もう。
相手が人間の場合は、ぐいぐい近づいて来る人やいきなり手を伸ばしてくる人は、その人自身が犬ルール違反状態なので回避したい。
今日わたしたちが会った女性のように、ゆっくり近づいてきて犬の様子に注意を払うタイプで、かつ自分の犬が友好的な様子で興味を示していたら、尻尾を常に見つつストレスシグナルに注意して近づいてみてもいい。
ただし、動画のように急に犬が緊張する(尻尾を下げる、フリーズするなど)こともよくあるので、いつでもすぐに介入(割って入る)できるように心と体の準備をしておこう。
なお、回避ばかりしていると友だちができないのではないかと心配になるかもしれないが、友だちになるには礼儀正しい行動を身に付けるのが先だ。
カーミングシグナルは反射的な突進や緊張などの反応がなくなれば自然に取り戻していくので、安心できる距離を確保するための回避を続けていくことが大切だ。
そのうちにおとなしい犬とシグナルの交換ができるようになる。
よく人間がイメージするじゃれて遊ぶような「友だち」とはちょっと違うので、その違いも頭に入れておきたい。
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