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昨日散歩に行けなかったので、今朝は待ちかねたように出かけたはっちゃん(秋田MIX♂9歳)。
ネコさんポイントで堤防上の白黒さんとご挨拶。
たくさんまばたき挨拶してくれた。
散歩中の柴犬さんを木の陰から観察したのち家方向に向かった。
そして隣町コースへ。
暖かかったのでゆっくり道草する。
「散歩の人が来るね」と観察中。
十分にリラックスして帰り、しばらく庭で過ごしていた。
問題はそのあとだ。
聞きなれない犬の吠え声がしてはっちゃんが警戒し始めた。
その後しばらくすると銃声がして、はっちゃんが驚いて部屋に戻ってきた。
今日からイノシシとシカの猟が始まったのだ。
ここ1か月ぐらい裏山でシカの鳴き声がよく聞こえており、今朝はイノシシが地面を掘り起こした跡があった。
だが、近所にある小規模な田畑はどこも柵をしているので作物の被害はない。
それでも近隣住民たちには「駆除」という名の殺戮に好意的な人が多い。
イノシシやシカは厄介者だと刷り込まれているのだ。
自然生態系の維持のために個体数のコントロールが必要という意見もあるが、そうであれば長期的視点で科学的根拠に基づいた総合的な環境保全政策のもとに行うべきだろう。
ところが、詳しく調べてみると決してそうなっておらず、人間の介入の有効性についても必ずしも定かではない。
もちろん、意思や感情を持っている生き物の命を奪うことの倫理的問題は言うまでもない。
農作物被害は柵の設置などの防除の徹底で十分に対応可能であり、環境保全については時々ここでも紹介している "compassionate conservation"(思いやり保全)という方法がある。
最近ではシドニー工科大学に思いやり保全センターが設置され、研究教育活動を行っている。
ホームページにはこう書いてある。
シドニー工科大学にある思いやり保全センターは、思いやり保全の学際的分野の主要な研究教育センターです。
私たちは、オーストラリア、南アフリカ、米国、中東、アジアを含む世界中で研究を行い、保全の課題に対する思いやりのあるアプローチを開発しています。
私たちは、絶滅の阻止、人間と野生生物の対立の解決、野生生物の取引の終了、野生動物の福祉の向上、共存の促進など、重要な保護の課題に焦点を当てています。
そして思いやり保全についてこう説明している。
思いやり保全とは、すべての野生生物に敬意、正義、そして思いやりをもって接することを推進する学際的な分野である。第一に害を及ぼさないこと、そして個体を大切にすること、包括性、平和的共存を基本原則としており、人間と野生動物の前向きな交流を可能にする新しい道を切り開くものである。
一般的な種であれ希少種であれ、固有種であれ非固有種であれ、すべての野生生物には本質的な価値がある。
思いやり保全は、オープンな対話の場を設け、人新世にふさわしい自然保護の考え方を形成することを目的としている。
犬や猫はもちろん、家畜や野生動物などに対しても、敬意と正義と思いやりを持って接することが大切だ。
動物たちを傷つけないこと、個々の動物を大切にすること、平和共存の道を追求することが未来を切り開くとわたしも信じている。
「野性動物が増えているようだし被害が出ているから殺すのはやむを得ない」という考え方が「常識」のようになっているが、そうでないあり方が世界では研究されているということを、ぜひとも知っていただきたいと思っている。
なお、PONOPONO仲間のひとりが思いやり保全を目指す団体Wild Deer Initiativeを設立し、わたしもメンバーになっている。
そのホームページで、思いやり保全について詳しく解説しているので(→こちら)、ぜひともご覧いただきたい。
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