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台風が接近しているが、早朝はまだ雨は降っていなかった。
はっちゃん(秋田MIX♂9歳)は元気に起きてきてごはんを食べ、「散歩行くよ!」と玄関に行った。
だが庭に出た瞬間、「あ…」という顔をしたと思ったら、すぐに部屋に引き返してきた。
外の空気から雨が降りそうなことに気付いたのではないかと思う。
20分ほどして雨が降り出し、午後からは風雨が強まって嵐になった。
「嵐は嫌いだよ」。
さて今日は、リクエストにお応えしてお口のトラブルとデンタルケアについて書こうと思う。
目次
犬の歯科疾患
近年、犬の歯科疾患がますます増加しており、それにともなって口腔衛生への関心が高まってきた。
獣医で定期的な歯科検診を受けている方も増えている。
体表的なものは歯石と歯肉炎だ。
歯石は歯に付着した歯垢の中の細菌が石灰化することで作られ、口臭や歯ぐきの痛みを伴う炎症を引き起こす。
歯周病は、歯と歯ぐきの境目の歯周ポケットで増殖した細菌によって引き起こされる炎症で、悪化すると歯がぐらついて抜けることもある。
また歯茎のポケット、歯石、歯垢で増殖した最近は血管を介して体内に入り、心臓、腎臓、皮膚や関節などの病気を引き起こすことがある。
個体差
だが犬や猫でも人間でも、歯石の付きやすさにはかなり大きな個体差がある。
小型犬は大型犬よりも歯石が付きやすいが、これは歯に対して顎が小さすぎるため歯の隙間が狭まって歯垢が溜まりやすくなることが原因だ。
それ以外にも歯の質や唾液なども関係している。
うちで保護した犬猫たちは、一時保護も含めて歯石取りをしてもすぐに歯石が付いてしまう犬猫と、長年ほとんど歯石が付かない犬猫がいた。
22歳まで元気に長生きしたネコのキキさんは、何度か歯石取りして歯磨きなしだったが、歯周病にもならずに亡くなるまでほぼすべての歯をキープしていた。
マルちゃんもこのタイプで、一度歯石取りをしたのち歯磨きなし、歯磨きガム時々程度で歯の状態はよかった。
他方でさまざまな疾患を抱えていたヨーキーのルルさんは、1歳半で迎えた当初から歯垢も歯石もがっつりついていて、毎年のように歯石をとってもその直後からすぐに歯垢がたまっていた。
歯磨きもしていたが数年もしないうちに歯がぐらつきはじめ、そうなると痛みから歯磨きもできなくなった。
そこで歯石を取ったときに親戚の歯科医の指導の下で、ぐらついた歯同士を接着する処置を行った。
それでも歯磨きペーストを歯に塗ったり歯磨きガムをあげたりというのは行っていたが、改善は見られなかった。
はっちゃんはパピーのころから歯が真っ白で健康だったが、最近少し歯垢がついてきて歯ぐきも一部赤くなっていたのでそのケアをしている。
このように個体差があるので、まずは自分の犬の歯と歯ぐきの状態をよく観察してみよう。
チェックポイント
・歯の根元が茶色になっていないか
・歯ぐきが赤くなっていないか
・臭いがしないか
これらの兆候が見られたら、獣医と相談しよう。
大都市には歯科を専門とする獣医師もたくさんいる。
歯石が付いている場合は、獣医のもとで超音波スケーラーによる歯石除去をおこなっておくと、その後歯石が付きにくくなる(それでもすぐに付くケースもある)。
全身麻酔にはなるが、歯石がすでに形成されている場合は、歯磨きなどでは取れないのでやっておいた方がいい。
家庭での歯磨き
歯周病予防のために最も有効なのは、歯周ポケットの中までブラシの先を入れて掻き出すようにブラッシングすることである。
ルルさんとのきに親戚の歯医者とよく相談したのだが、これは超小型犬の場合は口も歯も小さすぎて不可能である。
大型犬ならできるかもしれないが、歯ブラシでの歯磨きを嫌がる犬が圧倒的に多い。
無理に押さえつけて行うとストレスがかかるし、噛みつきその他の行動上の問題にもつながる。
ブラシの先端が歯周ポケットに届かないのであれば、ブラシに慣らそうとして犬も自分もストレスいっぱいになるよりは、指サックや歯磨きシートで十分だろう。
歯磨き粉については、効果が客観的に検証されているものを使いたい。
そのような評価を行っている第三者機関が、アメリカの獣医歯科医師、歯科学研究者で構成されるVOHC(獣医口腔衛生協議会)である。
認定商品にはVOHCマークが付いており、日本でも購入できる。
歯磨き粉では「ペットスマイル」が唯一の認定商品で、ビーフ味とチキン味があるようだ。
商品はこちら→https://amzn.to/3ODuyXE
好みがあるので犬に聞いてみよう。
うちではオーラティーンデンタルジェルを使っていたので、ペットスマイルを試してみる予定だ。
デンタルガム
歯みがきどころか、口の中を触られるのを嫌がる犬も多いが、そういう場合は効果はデンタルガムを使うのも選択肢だ。
デンタルガムは適度な硬さがあるので顎の運動にもなるし、噛みたい欲求を満足させるのでいいと思う。
うちもデンタルガムはずっといろいろあげてきた。
デンタルガムは安全でかつVOHC認定の商品を選択するといいだろう。
日本で手に入るものは以下の通り。
ウィムズィーズのハブラシとブラッシーズ
原料は、じゃがいもでん粉、セルロース、酵母、麦芽エキス、ルピナス、グリセリン、レシチンとなっており、小麦・トウモロコシは不使用だ。
ハブラシとブラッシーズ以外にもいろんな形状があるが、VOHC認定されているのはこの2種類だけで、犬の大きさにより商品の形状とサイズを選ぶ。
残念ながら大型犬用サイズがなく、はっちゃんは「ライスボーン」を食べている。
「ガムはお外で食べるよ」。
プロデンデンタルボーンミニ
他に安全な材料を使っているVOHC認定商品に、プロデンデンタルボーンミニがある。
商品はこちら→https://amzn.to/3UQ4fl1
天然海藻アスコフィラムノドサムを配合していることと、穀物・大豆不使用(グレインフリー)が特徴だ。
海藻を使っているので、甲状腺機能亢進症がある場合は禁忌である。
これもはっちゃんは好きだが、日本ではミニサイズしかないのでEbayで取り寄せている。
海外販売商品にはヴィーガンと表示されている。
プロデンは他にも、ドライフード状の「プロデンデンタルバイツ」(VOHC認定、猫用あり)や食事にかけるだけのアスコフィラムノドサムの粉末「プロデンデンタルケア」(猫用あり)を出している。
そのほかのVOHC認定商品
他には、グリニーズプラスや、ベーリンガーインゲルハイムの「オーラベット」、ビルバックの「ベジデントフレッシュ」がある。
だがこれらはいずれも添加物が多いので、あまりお勧めはしない。
ウィムズィーズとプロデンが個人的にはお勧めで、口コミもなかなかいい。
ガムをあげる場合はカロリーオーバーにならないように、食事の量をコントロールしよう。
歯ブラシを使った歯磨きを無理強いせず、他の選択肢を試してみるといいと思う。
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