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このところ、大好きな和犬MIXちゃんに会えていないマルちゃん(大型犬MIX♂12歳)。
おまけの住宅地散歩はせずにお宅の前に直行した。
門の周辺の匂いを丹念に嗅いで、自分も小さなメッセージを残してきた。
散歩中に会えたらいいね。
日なたでウトウトするマルちゃん。
マルちゃんはその時々に応じて庭のあちこちを移動しながら寝ている。
この季節は日当たりがいい場所を選ぶことが多いが、気温が高くなると日陰に移動する。
雨の日は雨の強さに応じて木の下や軒下にいる。
以前、雨除けにいいかもしれないと思って飛行機移動用の大きなクレートを出してみたが、まったく使わなかったので撤去した。
日本ではよく、犬はもともと穴倉のようなところで暮らしていたから、クレートのような狭くて暗いところが安心するなどと言われている。
だが、インドのストリーティーズやインドネシアのバリ犬のような自由行動の犬は、穴倉ではなく道路端で寝ている。
わたしがサーフトリップで訪れたスリランカでは、夜明け前に一番乗りでビーチに行くと砂の上で犬たちがたくさん寝ていた。
故ルルさん(ヨーキー♀2017年没)は、クレートのドアを撤去して布をかけたものを隠れ家的に時々使っていたが、ネコたちと共有してたので覗いたらネコがいたということがよくあった。
うちではクレート的なものはネコたちに人気があった。
実践者さんたちの話を総合しても穴倉説には疑問しか湧かない。
だが問題は、クレートトレーニングとかハウストレーニングなどと称して犬を号令でクレートに入れ、さらに一定時間閉じ込めておくトレーニングが必要なのかということだ。
たしかに移動するときには移動用のケージやクレートに入ってもらうが、そのために室内でクレートで過ごさせるというのは全く別の話だ。
犬は自分で状況を判断している。
移動するときや動物病院で入院するときなど、普段とは全く違う状況のときに「ここに入ってね」とお願いすると、納得しやすいし受け入れやすい。
実際、一時預かり犬も含めてうちの犬たちはすべて練習なしでスムーズに入ってくれていたし、PONOPONO実践者さんからもそのように聞くことがほとんどだ。
入院時も何の問題もない。
だがもしうちの犬たちに、平時に室内でクレートに入るように言ったら入らないだろうと思う。
犬にとって入る理由がないし、わたしにとっても入ってもらうべき理由がないからだ。
犬にとって納得がいかないことを押し付けてもうまくいかない。
強要すれば従うだろうが、犬にストレスをかけるのでストレス行動が増えるだろう。
もちろん、そのクレートが好きだったら命令しなくても入るだろう。
犬に何かを教え込むとか、人間の命令に従わせるという考えは、犬の判断力や意思をないがしろにするものだ。
人間の言うとおりにさせるよりも、犬の言うことに耳を傾けよく相談しながら事を運んだ方が、ずっとうまくいくしお互いにストレスが少ない。
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