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朝から雨が降ったり止んだりで、犬たちは家でじっとして過ごしていた。
犬たちは残念だったが、気温と湿度が高かったのでわたしは少し楽だった。
こんな日もある。
雨が小やみになったときに庭に出ていたら、道路の方で物音がした。
はっちゃん（秋田MIX♂8歳）が警戒してじっと見ていたので、部屋に入った方がいいだろうと思って「はっちゃ～ん」と呼んだ。
「なぁに？」
「撫で撫でしてくれるの～？」
「ふふふ」からの、
口舐め攻撃～！
ふたりとも呼んだらちゃんと来てくれる。
このときに、いちいちおやつをあげたり大げさに褒めたりする必要はないし、仮に来なくても腹を立てたり叱ったりなどもしない。
犬はわたしたちと同じように自分の用事で忙しいこともある。
もちろんむやみに呼ぶのはNGで、必要最小限で練習などもしない。
うちでは外を警戒しているときや、日が落ちる前にマルちゃん（大型犬MIX♂12歳）に「おうち入ろうね」と呼ぶときがほとんどだ。
しゃかりきになって練習すると呼んでも来なくなるのでやめたほうがいい。
犬はもちろんそのほかの動物たちも、親子や仲間どうして呼び合ったりしているので普通にできるのだ。
「呼んだら必ず来るようにトレーニングする」というトレーニングモードではなく、動物同士がやっているようにコミュニケーションとして、必要な時にお互いに声をかけるという意識でいるほうがずっとうまくいく。
人間は余計なことをしがちなので自戒しよう。
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