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また湿度が高くなって暑くなり、なかなか秋らしい日が続かない。
暑くてもイナちゃんはよく遊ぶ。
猫は水に濡れるのを嫌がることが多いが、イナちゃんは平気だ。
今日もシンクでまったりおくつろぎ。
ベッドに座って洗濯物をたたんでいたら、お手伝いしてくれた。
そして脚にかぶりつく。
加減がますます上手になってきたので痛くない。
そのあとは脚にくっついてまたまったり。
毎日楽しませてもらっている。
取り込んだ洗濯物をたたんだり、布団の上げ下ろしをしたり、ベッドメイキングをしたりといった、布類が大きく動く作業をしていると、犬猫たちが飛んできて「わーいわーい」と遊び始めることがある。
若い犬猫でよくみられる行動だ。
楽しんでいるのなら何の問題もないし、わたしも自由にしてもらっている。
だが、これがきっかけになって噛みついたり吠えたりする犬もいる。
慢性ストレスでイライラしている犬は、人間が動き回ったり、物が大きく動いたりなどすることでイライラスイッチが入りやすい。
毎日のことなので繰り返しているうちに、人間が押し入れから布団を出そうとしたら噛みつくという回路ができ、この反応が定着していくのである。
それを改善するには、当然ながらストレスマネジメントを行うとともに、犬にその行動のきっかけを与えないようにすることが必要だ。
布団は犬が見ていないところで、落ち着いている時間に出す、という具合だ。
ベッドメイキングでも洗濯物でも同様にする。
きっかけがなければその行動はしないので、それを続けているとだんだん回路が薄くなり、やがては消えていく。
ただし、ストレスの原因がなくならなければ、また別のストレス行動が出るので、ストレスマネジメントは必須だ。
叱ったり慣らそうとしたりしても無駄で、原因を早く見つけて犬を楽にしてあげよう。
ストレス状態を脱して毎日リラックスして過ごせるようになってくると、刺激反応性が下がるのでいちいち噛んだり吠えたりしなくなってくる。
トラウマになってしまったことだとフラッシュバックが起こったりするが、それも穏やかな暮らしの中で少しずつ軽減していく。
犬が困っていないか、苦しんでいないか、いつも気にかけてあげたいものだ。
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