ドッグウォーカー博士のスローライフ

命令をやめて犬と仲間になろう!しつけをしない犬育て、問題行動への対処法、文献紹介など

犬の行動

子犬はご褒美なしでも人の行動をまねするという研究

投稿日:

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【ワークショップのお知らせ】

「犬をリラックスさせる撫で方」のワークショップ(犬なし)を行います。

インドの動物たちにも大人気だった撫で方を学んで、同居犬猫たちをうっとりさせてあげてください!

 

★大阪の会場は難波駅そばに変更します。

★開催時間にも変更があるのでご確認ください。

 

■大阪■
日時:3月12日(日)午前9時15分~11時15分(←変更)
参加費:3000円
会場:難波駅から徒歩圏内(←変更)

■東京■
日時:3月26日(日)午前8時45分~10時45分(←変更)
参加費:3000円
会場:新宿駅から徒歩圏内(←変更)

【持ち物】
・撫でたい犬(その他動物)の大きさに近いクッション、ぬいぐるみなど(生き物不可)。
四角いクッションの場合はひもで縛るなどして筒状にしてください。
・開封したての高性能マスク(N95、KN95、ffp2以上)を隙間なく着用してください。
一般的なサージカルマスクは不可。

詳細はHPをご覧ください。
https://home.ponoponoblog.info/news/

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朝から雨が降っていたので、確定申告の書類を作ることにした。

領収書類の中にはっちゃん闘病時のものがたくさんあって、悲しみに押しつぶされながら作業するはめになった。

それでもやるべきことがあった方が気が紛れると感じている。

今は両親のことでも何かと忙しいので、かえってそれでよかったのかもしれない。

両親二人での生活がほぼ無理な状態になってきているので、母からも次はいつ来るのかもっと早く来られないかという電話が時々かかってくる。

12月もそうだった。

日常的にサポートする人がいないと生活の質が下がるだけでなく両親の関係も悪化するので、それも気になるところだ。

わたし自身も気持ちが沈みがちというか、ずっと沈んだまま浮上していないが、昨日ちょっといいことがあった。

机に向かっていると庭を茶色いお尻が通っていくのが見えた。

急いで窓のそばに行ってそっと窓を開けてみると、庭の端っこからこちらを見ているタヌキさんと目が合った。

おびえている様子はなく、ひどく警戒している風でもなかったので、「遊びに来てくれたの、ありがとうね」と小さな声で話しかけたら、ちょっと不思議そうにわたしを眺めていた。

犬たちがいなくなったら近所に住む動物たちがやって来るようになったので、少し心が慰められている。

わたしの家のすぐ近くにはほとんど人が住んでおらず、少し離れたところに老夫婦2組と、在宅時間が少ないお兄さんがいるだけなので、動物たちには安全地帯なのだ。

車道に近いところまで行くと猟をする人がいるので、うちのあたりにとどまっていてほしい。

動物たちが訪ねてきてくれるのはうれしいが、夜になると天井からカサカサいう音がするようになったので、それはちょっと気になるところだ。

さて、また犬に関する興味深い研究が発表された。

こんなタイトルの記事になっていたので読んでみた。

子犬、子猫、狼の子は訓練なしに人の動きをまねるのか? ハンガリーの研究者らが検証

元になった論文はこちら→https://www.nature.com/articles/s41598-023-28959-5

この実験は子犬、子猫、オオカミの子(人間のもとで飼育)に対して、食べ物のご褒美がなくても人の行動のまねをするかどうか検証したものだ。

サンプル数N=子犬42頭、子猫39頭、オオカミの子8頭とそれほど多くないが、おもしろい結果になった。

実験ではそれぞれの動物に対して、なじみがないプラスチックボックスとコングを提示する。

動物たちを自由にして行動を観察したのち、実験者が手または鼻で対象物に触れているところを見せる。

そして次に動物たちを自由にしたときに、人間が行った行動をまねするかどうかを観察する。

その結果、子犬は実験者が手で触れた場合に実験者に注目する傾向が三者の中でもっとも高く、また同じように前足を使って触れる傾向が強かった。

それに対し子猫は人間の影響を最も受けなかった。

「これらの結果から、犬は他の動物種と比較して、人間に対して高い社会的志向性を示し、人間の行動に合わせる傾向が強いことが支持された」。

さらに、この傾向が食べ物のご褒美によってもたらされたのではなく、自発的に生じたものであることが明らかになったとしている。

つまり子犬はご褒美がなくても人間によく注目して、人の行動をまねする傾向が強いということだ。

そして次のようにまとめている。

「これらの結果は、犬という種が本来持っている社会性と家畜化の影響の両方を裏付けるものであり、また、食べ物の報酬の使用ではなく、この気質に依拠した犬のトレーニング方法を考案する根拠となるものである」。

実験結果は興味深かったが、それがまた犬の利用に使われるのかと思うとがっかりする。

この結果から、犬は食べ物を使ってトレーニングしなくても人の行動に合わて行動するとも言えるのだ。

わざわざトレーニングしなくてもいいということではないのか。

犬は人間によく注目して観察し、その行動に合わせているのだから、それで十分というのがわたしの考えだ。

子犬のはっちゃんがこのことを教えてくれた。

 

いきなり扇風機の使い方を習得したはっちゃん。

 

犬はすでに十分人に合わせようとしているのだから、これ以上自由を縛らないでほしい。

むしろ自由行動の範囲を大幅に拡大しても問題ないと理解しよう。

 

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