ドッグウォーカー博士のスローライフ

命令をやめて犬と仲間になろう!しつけをしない犬育て、問題行動への対処法、文献紹介など

アニマルライツ コミュニケーション

譲歩するのはどちらか

投稿日:

☆PONOPONO犬育てを広めるため、最初ににほんブログ村のクリックをよろしくお願いします。

↓ ↓ ↓

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

 

曇っていたが雨雲はなく、涼しくて散歩にはちょうどよさそうな天気だった。

はっちゃん(秋田MIX♂10歳)も今日は散歩に行く気満々だ。

出かける前にゆっくりおしっこ。

 

 

また利尿剤の効きが悪くなり、排尿回数が減ってたくさん尿をため込んでいる。

尿漏れも復活した。

長々とおしっこしたあとは、尻尾ブンブンで「さぁ行くよ!」とにっこり。

 

「たくさんおしっこしてお腹が軽くなったよ」。

 

いつものコースを1時間ほどかけてのんびり歩いた。

帰り際に初物のセミを食べて、今日も十分楽しんだ。

よかったね、はっちゃん。

帰宅後、低山ジョギングに行き、上り坂をゆっくり走っていると、前方にシカの親子が見えた。

子鹿は体に白い斑点(鹿の子模様)があり、まだとても小さい。

立ち止まってこちらを見ていたので、驚かせてはいけないとわたしも立ち止まり、体を横に向けてカーミングシグナルを出していた。

その間に立ち去ってくれたらまたジョギングを再開するつもりだった。

するとそこにロードバイクがやってきた。

上り坂なのでとてもゆっくりしたスピードだったが、シカたちを驚かせないようにと思って「シカがいます」と声をかけた。

が、完全に無視されてバイクはそのまま進み、シカたちは逃げて行った。

帰り道の下り坂を走っているときに、今度は茂みからイノシシのちょっと怒った唸り声がした。

すぐに立ち止まって茂みから顔をそむけながら、「ごめんね、すぐに行くからね」と静かに声をかけて速やかに立ち去った。

「あっち行け」と言われているのに、そこにとどまったまま声の方向をじろじろ見たり、逆にバタバタ走ったりすると警戒させてしまうからだ。

動物たちの棲み処に入り込んで邪魔をしているのはわたしたち人間なので、せめて控えめな態度で行動したい。

ところが、ナチュラルに野生動物がいてもどうせ相手が逃げるだろうと全く避けようとしない人がけっこういてがっかりする。

同じようなことは犬と散歩していても起こる。

このまままっすぐ進んだら明らかにぶつかるのに、相手はまったく進路を変えようとしないのでこちらが避ける、ということがしばしばある。

ツイッターでときどき流れてくるが、相手が女性だったら避けずにまっすぐ来るが、男性だったらちゃんと道を譲る男性がいる。

わたしも何度も遭遇したことがある。

女性同士だったら普通に道を譲り合うのに、男性は女性に道を譲らないことがしばしばあるということだ。

野生動物や犬の場合も、相手が弱い立場であることを見越して、自分が譲歩する必要はないとばかりに突き進むのだろう。

それがしばしば無意識に行われているのが怖いところだ。

強いものが力を行使し弱いものが虐げられていても、強いものにはそれが見えない。

権力勾配があるところではかならずこういう事態が起こっている。

男性と女性、健常者と障害者、民族的マイノリティとマジョリティ、人間と動物など、差別・抑圧は組み合わさり交差している。

ある属性では抑圧される側でも、別の属性では抑圧する側であるというのは普通にある。

わたしたち人間は、人間以外の動物に対しては強者の側であるということを常に自覚する必要がある。

身近な犬猫などはもちろんのことその他の動物は、圧倒的な力(権力)の差により、人間から害を被ってきたし今も被り続けているという視点が大切だ。

動物に対して無意識的に横暴なふるまいをしていないかどうかを折に触れて自問したい。

まずは身近なところで、犬にばかり「慣れる」「合わせる」「変わる」ことを要求していないか、自分が譲歩することや自分が変わることを忘れていないか問うてみよう。

 

自分が譲歩することが大事だよねと思った方は、にほんブログ村のクリックをよろしくお願いします。

↓ ↓ ↓

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

+++++++++++++++++++++++++++

●犬への負担が少ないハーネスとロングリードの注文はこちら

http://blog.livedoor.jp/nanakailua/archives/51958607.html

●ホームページはこちら

https://home.ponoponoblog.info/

●インスタグラム「今日のはっちゃん」はこちら

https://www.instagram.com/satoekawakami/

-アニマルライツ, コミュニケーション
-, ,

Copyright© ドッグウォーカー博士のスローライフ , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.