ドッグウォーカー博士のスローライフ

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誤解されがちな無視の使い方ー正しいやり方を理解しよう

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昨夜は雷が鳴って、怖がっていたはっちゃん(秋田MIX♂9歳)。

今朝はあまり食欲がなく、雨が降ったり止んだりだったので散歩も中止に。

最近はお薬ご飯を一口食べて、しばらくしてからご飯を食べている。

薬で吐き気が収まるのを待っているようだ。

そして薬はまったく嫌がらずにオンザご飯で飲んでくれる。

なかなかすっきり回復はしなそうなので、付き合っていくしかないのかもしれない。

 

お気に入りのラグでお休み。

 

さて、犬が興奮してしつこく噛んできたり吠えてきたりしたときの対処法として、「無視する」というやり方がある。

この場合の無視とは、人間が嫌がらせでやるタイプの無視ではなく、カーミングシグナルとしての無視だ。

犬の行動に反応しないこと、すなわち犬の行動を無視するということである。

その際に、フリーズするとか、顔をそむける、目をそらすなど、他のカーミングシグナルも一緒に出す。

これは他の犬にからまれた犬もやる行動であり、そのシグナルを見た犬は「あ、いけない、いけない」と我に返る。

それでも相手がしつこくからんできたら、静かにその場から退場する。

犬猫たち複数と暮らしていたときには、よくこの光景を目にした。

人間は「やめなさい」などと声をかけて事態を収拾しようとするが、それよりもずっと効果的で緊張が直ちに緩んでいた。

人間が真似する場合には、タイミングや動作がどうしてもぎこちなくなって、最初は通じにくいかもしれない。

だが、何度もやっていると理解してくれる。

もちろん、いいタイミングと適切な動作でやればすぐに理解してもらえる。

失敗パターンでありがちなのが、きちんとフリーズできなかったり、犬の方を見つめていたり、イライラした様子が全身からにじみ出ていたりなどだ。

そういう人間の反応に犬も反応するので、自分の気持ちを静めてフリーズし、それがダメならその場から立ち去ろう。

さんざん興奮してから立ち去るのではなく、これから興奮してその行動がエスカレートすることが予想されるときに、早めに立ち去ってみよう。

行先は犬の興味がそがれる場所、たとえばトイレや浴室などが第一候補だ。

ドアの前に来て吠えてしまう場合は潔く外出しよう。

人がいなければ人に絡むことはできない。

しばらくしたら落ち着くので、その頃合いを見計らって帰宅しよう。

「無視」は人間の場合、自分が腹を立てていることを相手に知らせる手段として使うので、犬に行うときにもそれと混同されているのではないかと思う。

だが全く違うということをよく理解しておきたい。

ちなみに人間的な「無視」は心理的虐待に当たる。

拒否的な態度は相手の心にダメージを与えるので、子どもにも犬にもやってはいけない。

カーミングシグナルの無視が人間的な無視にならないようにするには、犬に腹を立てないことと(犬はごまかしても気づく)ともに、「ちょっとクールダウンしようか」などとやさしく声をかけてから退出するといい。

やさしい声掛けは自分の気持ちも和ませるので一石二鳥だ。

ストレスレベルが下がって興奮しにくくなれば、しつこくからんでくることはなくなるので、無視の出番も少なくなる。

わたしも何年もやっていないが、他の犬にも使えるので覚えておきたい。

 

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