ドッグウォーカー博士のスローライフ

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問題行動 散歩

お悩み相談:ハーネスから逃げる、嚙みちぎる

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ようやく朝の気温が上がって、わたしもらくらく散歩が楽しめるようになった。

はっちゃん(秋田MIX♂9歳)とあちこち寄り道をしながらぶらぶらしていると、いつも会う人が前方からやってきた。

挨拶すると、「ゆっくり来はりますね、賢いですねぇ」と言われた。

昨日、動物病院で「散歩のときに引っ張って大変でしょう」と言った見習い獣医に見せてあげたい。

そのあと漁港を散策していると、あまり見かけない柴犬さんと初老男性のペアが高速でやってきた。

柴さんがはっちゃんに気づいて駆けだそうとすると、「こらっ」と訓練士のように鋭く言い放った。

犬は遠目からも毛並みがバサバサで、ストレスいっぱいな顔をしている。

これはヤバいと大急ぎでかつさりげなく消波ブロックの陰に隠れた。

こういうとき、はっちゃんとの呼吸はぴったりだ。

威圧的で支配的な接し方と犬の毛づやの悪さは比例すると改めて思った。

気の毒な犬を見てしまったが、はっちゃんは落ち着いて散歩を続行。

藪をかき分けシカさんポイントをチェックしに行ったが、糞はスルーした。

いつものことではあるが、たっぷり自由な散歩を楽しんだ。

 

 

 

 

ところで、こんなご相談をいただいた。

ハーネスを着けたいのだが着けようとすると逃げる。

また、ハーネスに噛みついたりもするのでなかなか着けられない。

どうしたらいいか、というものだ。

結論から先に言うと、犬の興奮が収まった時に、狭い場所で、後ろから着けるとうまくいく。

散歩が好きな犬であれば、「さあこれから散歩だ!」となったときに興奮するのはごく普通のことだ。

中には散歩大好きでも平然としている犬もいるだろうが、多くの犬は多少なりとも興奮する。

なので人間がその興奮をあおらないように、静かに動くこと、そしてハイテンションな声掛けをしないことが大切だ。

自分自身が落ち着いて行動しよう。

だがあまりにスローペースだったり準備不足でもたもたしたりしてしまうと、と犬をイラつかせて興奮の元になる。

散歩に必要なものはすぐに持ち出せるように前回の散歩から帰った時にそろえておいて、ハーネスとリードもさっと出して着けられるようなところに置いておこう。

うちはすべて玄関にぶら下げている。

ハーネスを着けようとすると動き回る犬の場合、広いところで着けるとどんどん動いてしまうので、比較的狭い玄関先で着けるのがおすすめだ。

玄関が広かったり犬が小さかったりする場合は台の上で着けるのもいいが、転落しないように十分に注意する必要があるので逆に難易度が上がることもある。

小型犬の場合は抱っこしたりスリングに入れたりした状態で着けるとうまくいくことが多い。

中大型犬は、部屋に通じるドアを閉めた上で玄関ドアの前で着けるか、庭がある家であれば道路に出る門の前で着けると協力を得られやすい。

犬が興奮している状態のときに無理やり着けようとすると、逃げたりハーネスに噛みついたりしやすくなる。

なので、「ちょっと待つ」という余裕が欲しい。

そういえばわたしの入院中に妹に散歩を頼んだ時に、はっちゃんのハーネスとリードが嚙みちぎられていた。

わたしのときにはどちらも無傷であるにもかかわらずだ。

たぶん興奮しているときに無理に着けようとしたのだと思う。

はっちゃんもお散歩大好きなので、とくに散歩日和の日には出かける前に興奮気味になる。

完全にわたし準備が整うまでは寝そべって待っているが、わたしが玄関に行ってハーネスを持ったところで「ハァッ、ハァッ」と言って軽く飛ぶ。

ここでドアを開けてしまうと庭で飛び跳ねてハーネスが着けにくくなるので、いつもドアを開ける前に着けている。

はっちゃんはじりじりするが、それでもほんの5秒ぐらい待つと、「さぁ着けて!」とじっとする。

それを待っていれば簡単に着けられる。

はっちゃんは自分で興奮を抑える行動を身に着けているので待っていれば落ち着くが、そうなっていない状態だと待っていてもじっとしないことが多い。

それでも、大興奮状態から少し落ち着くことは必ずある。

そのときに着けるのだ。

5分ほど待っても興奮状態だったら、いったん散歩の準備から撤退して仕切り直してみよう。

部屋に戻って10分か20分程度、お茶でも飲んでゆっくりして、それからまたハーネス装着に挑戦する。

仕切り直しを何度もやると犬もうんざりするので、多くても2回までにしておきたい。

犬が興奮しているときには自分は動かずにいて、犬が落ち着いたら動いたり作業したりするようにしよう。

この黄金ルールを守っているといろいろうまくいく。

 

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