ドッグウォーカー博士のスローライフ

命令をやめて犬と仲間になろう!しつけをしない犬育て、問題行動への対処法、文献紹介など

散歩

前のめり歩きを改善しよう

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気温は低めだったがよく晴れていたので、スキップするようにウキウキ散歩に出たはっちゃん(秋田MIX♂9歳)。

いつも通り匂いポイントをチェックして、軽くメッセージを残していく。

天気がいいとネコさん遭遇率が上がるので、今日も何匹か見かけた。

ゴキゲンで戻ってきて締めのゴロンゴロン。

 

 

 

楽しかったね。

はっちゃんとブラブラしていると、「毎日大変やねぇ」とか、「大きくて力が強いからなぁ」などと声を掛けられる。

だが犬散歩はわたしの楽しみでもあり、引っ張られることもないので全く大変ではない。

骨折から回復して杖で歩いていた時でも行けていた。

ご近所さんは高齢者がほとんどで大きな犬と散歩している人はいないが、小型から小さめ中型犬でも引っ張られるように歩いている人がたまにいる。

犬が前のめりになっていてグイグイ前進しているときに、それに引きずられてついて行ってしまうのが引っ張り散歩と言うか、引っ張られ散歩だ。

この状態だと犬の体に常にテンションがかかるので、犬にとっては非常に不快である。

もし首輪だったら首がずっと締め付けられるので、歩けば歩くほど痛みでイライラしてくるだろう。

ハーネスの方がずっと不快感は少ないが、それでも不快なことには変わりない。

これが毎日続くと首や脚・腰、関節などの損傷にもつながる。

また、散歩の最大の目的であるリラクゼーションもできなくなる。

なので、ゆっくり歩けるように犬にやさしいリードワークを習得することが大切だ。

首輪と短いリードではうまくいかないので、ハーネスとロングリードが必須である。

PONOPONOではゆったり波打つようなイメージで、リードにグーっとテンションをかけてはまたじんわり緩める(ガツンガツンとならないように)という独自のリードワークを採用している。

緩んでいる時間があることで犬は少しずつ落ち着いてリラックスしていくのである。

テンションをかけるときに、自分が引っ張られて前のめりになってしまうとうまくいかない。

犬に引っ張られている人はみんな前のめりだ。

そうならないためには、少し腰を落として脚に力を入れて、後ろに体重をかけてみよう。

どの程度体重をかけるかは、犬の体重と引っ張りの強さによる。

PONOPONOではテンションをかけている間、犬の足の運びが止まらないように、ずっと歩き続けるようにしている。

そうすることで犬のイラつきを防げるからだ。

止まってしまうと犬はイライラしてさらに強く引っ張ってしまうが、歩き続けていてさらにリードがゆるむ時間があるので気持ちよく歩ける。

テンションをかける時間は2秒ほどで、すぐにまた2秒ほどかけてリードを緩め、また2秒かけるというのを繰り返しながら歩いていく。

わたしのレッスンでは犬は1回でゆっくり歩くようになることがほとんどだ。

もし自分が前のめりになってると感じたら、少しだけ膝を曲げて後ろに体重をかけてみよう。

そうするとしっかりテンションをかけることができて、犬のスピードを落とすことができる。

ゆっくり歩けるようになると散歩の質が向上し、ひいては生活の質も格段に向上するので、ぜひともあきらめずにやってみていただきたい。

 

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