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雨が降ったり止んだりの寒い一日だった。
近所の重機音はまだ続いているが、午後だけだったので昨日よりは少しマシだった。
ふと立ち上がったら、はっちゃん(秋田MIX♂7歳)を少し驚かせてしまった。
「なに?」
「ごめん、ごめん」と謝る。
昨日図書館に行ったときに、とてもいいスペインの絵本を見つけた。
PONOPONO犬育てと深いところでかかわっているので、少しお付き合いいただきたい。
その絵本は、プランテルグループ作成の「あしたのための本」というシリーズで4冊からなっている。
『女と男のちがいって』、『独裁政治とは』、『社会格差はどこから』、『民主主義は誰のもの』で、それぞれとてもよかった。
こういう本を子どものころ読めたらよかったのにとつくづく思うが、原作が出版されたのは1970年代後半で、入手できなかっただろう。
さらに、この日本語の翻訳が出たのも昨年である。
もし今も大学で教鞭をとっていたら、どれも講義で使ったと思う。
『民主主義は誰のもの』はこう始まる。
「民主的な社会では、すきなことを考え、すきなことをいい、すきな人とあつまることができる。
みんなが参加して、みんなできめる。
それが民主主義だ」。
民主主義は多数決と思っている学生が非常に多くて驚いたが、それが少数意見の抑圧と強者の横暴を容認するものとなっている。
好きなことを考えたり言ったりでき、その意見が尊重されるということが民主主義では大事なことなのだ。
犬に民主主義はいらないという言葉を聞いたことがある方もいるだろうが、わたしは家族間には民主主義が重要だと思っており、犬も当然その中に含まれている。
犬が「こうしたい」と言ったらそれに耳を傾け、できるかぎり叶えたい。
もちろんそこにはルールが必要で、そのことはこの絵本にも書いてある。
ルールはだれかが勝手に決めるのではなく、みんなで考えて作っていくものだ。
合意形成ということだが、犬との関係でもそれが大事だ。
「こうしなさい」と押し付けるのではないということである。
押しつける側はたいてい強い力(権力)をもっている。
『社会格差はどこから』では、なぜ力の不平等が生じるのかについて、実にわかりやすく説明している。
中略しながら引用しよう。
「人はみな平等だ。
けれども世のなかには、ちがいをつくりだすものがある。
暴力、権力、お金、文化
力ずくで、ほかの人の上に立ち、利用する人はむかしからいた。
そういう人は、自分のために、むりやり人をはたらかせ、考えさせ、ものをつくらせた。
そこで、支配する人とされる人、金持ちと、びんぼうな人があらわれた。
中略
上流階級はなんでももっている…(中略)国も上流階級の思うままだ。
中産階級、労働者階級が力をあわせれば強くなれる。
格差があるかぎり、あらそいはつづく」。
ポイントは、支配する側が「偉い」のではなく、むしろ不正義であるいということをはっきり指摘しているところだ。
ここが非常に重要で、「だったら自分が勝ち組になってやろう」ではなく、格差や不平等をなくして、正義を実現しようと言っているのである。
わたしは長らく、人間同士の格差や不平等をどうしたらなくせるかを考えたヨーロッパの思想家たちの思想史を研究してきたが、そこから人と人以外の動物の不平等について考えるようになった。
人と動物も平等であるべきだと思うし、動物の搾取に反対する思想=ヴィーガニズムを支持している(ヴィーガニズムは食事法や宗教ではない)。
人間の間の民主主義(平等思想もここに含まれる)を動物にまで広げ、家族という身近なところで実践することを提案するのがPONOPONOであるということを、いまいちど確認しておきたい。
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