ドッグウォーカー博士のスローライフ

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問題行動

犬を悪者にせずに環境をコントロールしよう

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今日は砂利の上で休憩するはっちゃん(秋田MIX♂9歳)。

 

 

 

このあとまた草地に移動してゴロンゴロン。

最近、移動しながら何カ所かでゴロンゴロンするのがブームだ。

いろんなブームが来ては去って行くのが見ていておもしろい。

昨日妹から電話がきて、同居ネコさんが虫やトカゲや鳥などを捕まえてはいたぶって殺すのが嫌だと話していた。

そして、「そういうことする子は悪い子だよ、うちの子じゃないよ」と言っているという。

典型的な毒親しぐさだ。

言葉の意味を理解する人間の子どもでなかったのはせめてもの幸いだが、犬やネコも個体差はあるがある程度の単語を理解するし、語調から不愉快に思っていることは確実に伝わる。

まず、自分の意に沿わないことをしたときに「悪い子」呼ばわりして否定するのは、相手の意思を尊重せずにコントロールしようとする行いだ。

そしてネコのような捕食動物が狩りをするのは習性であり、「悪い子」呼ばわりは不当だ。

習性というのはかならずその行動をするということではなく、環境によって発現してその行動が定着していくもので個体差がある。

うちのネコたちは虫やトカゲなどには興味を示さなかったが、妹のネコはすぐに捕ろうとする。

犬はネコほど多くないものの、最晩年まで狩り好きだったマルちゃん(大型犬MIX♂享年13歳)のような犬もいる。

子獣のころから室内暮らしでかつ犬の場合は散歩のときに注意していれば、狩りを学習する機会がほとんどないのでハンターにはならないだろう。

だがその才能を開花させてしまった犬猫を迎えた場合は、まったくなくすというのは難しいだろう。

もちろん、人間の管理下にある動物が他の生き物の生存を脅かすことは好ましくないので、適切に対処することは必要だ。

庭やベランダなどには出さないというような環境のコントロールによって他の生き物への被害を抑えつつ、室内に飛び込んできた動物は救出するなどである。

マルちゃんの場合はフェンスで他の動物が入ってこられないようにしたが、それでも侵入してくる鳥やヘビやトカゲは犠牲になった。

散歩中はオンリードなので、リード固定で理解してくれるようになり犠牲者は激減した。

他方、尿マーキングのように完全禁止すべきではない行動の場合は、していい場所を決めて後始末するというような妥協策を採用しよう。

いずれにしても、社会的にあるいは倫理的に許容されない行動を身に付けてしまっている場合は、動物を悪者にするのではなくその行動ができないように環境をコントロールすることが大切だ。

そのために柔軟な発想でいろんな工夫をしてみよう。

 

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