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涼しくなったのではっちゃん(秋田MIX♂9歳)がまたベッドで寝るようになった。
おとといは同じベッドで寝たが、昨日は隣にくっつけているサブベッドで寝ていた。
ちょっと窮屈だがそれがまたうれしかったりする。
今朝は曇っていて寒くなく、風もなかったので快適に散歩を楽しむことができた。
散歩日和にはたくさん歩くが、今朝はわたしのジョギングコースの山の方まで足を延ばした。
「今日はお山に行くんだ!」
夏の間は全く行かなかったが、涼しくなってきたらまた訪れるようになった。
はっちゃんなりの考えがあるのだろう。
いつも書いているが、犬は人間が思っているよりもずっと複雑だ。
先日コメント欄でも聞かれたが、犬は罪悪感や恥といった感情を持っていないと決めつけるような言説を目にすることがある。
留守中に犬がクッションなどを破壊して、帰宅した人間が叱っているときに、犬は身をかがめて目をそらしたり上目遣いしたりしながら申し訳なさそうなしぐさをする。
動画共有サイトにはそういう動画が山ほどある。
強く叱責していて閲覧注意なものが多いが、これは比較的マイルドなので、ボリュームを下げて犬のボディランゲージを見ていただきたい。
犬は全力でカーミングシグナル(なだめシグナル)を出している。
目をそらす、尻尾を振る、まばたき、顔を背ける、横を向く、フリーズするなどだ。
それとともに、白目が何度もチラチラ見えていて、ストレス状態にあることがわかる。
この犬は罪悪感を感じているだろうか?
犬のボディランゲージからはなんとか人間をなだめようとしていること、強いストレスを感じていることがわかるだけで、罪悪感を感じているかどうかはわからない。
わからないというのは、感じていないという意味ではない。
そこからは読み取れないというだけだ。
このなだめシグナルを人間が見た際に、罪悪感を感じているとか恥ずかしがっているなどと解釈するというのはよくあることだ。
だがなだめシグナルはなだめシグナルである。
罪悪感や恥といった複雑な感情(二次感情)については、近年研究が始まったばかりでまだよくわかっていないというのが正確なところだ。
くり返すが、よくわかっていない=存在しないではない。
マサチューセッツ州ボストンにあるMSPCA/Angellの行動部門のディレクターであるテリー・ブライト博士はこう述べる。
「犬が恥ずかしさを感じるためには、社会的な規範やモラルを全体的に持っている必要があるが、それは人間のようにはではない」。
わたしもそう思っている。
犬の世界のことを人間的な尺度で測ってしまうと誤りを犯してしまう。
ブライト博士の言説は、犬には犬の規範やモラルがあって、そこから犬の正義感や犬の恥といった感覚が生まれるということを否定するものではない。
進化生物学者のマークベコフ博士によれば、犬は他の哺乳類と感情の神経基盤を共有しており、他の哺乳類は罪悪感、プライド、恥などの複雑な感情を経験していると言われているので、犬ができない理由はないという。
ダーウィンの進化の連続性に関する主張を思い出せばその通りだろう。
人間が持っている複雑な感情は、いきなり無から発生したものではない。
人間と進化の程度が違う他の種にも、その兆しのようなもの、あるいは似たようなものがあると考えるのが妥当だ。
なのでわたしは、犬も罪悪感や恥やその他の感情を持っているとだろうが、それらは人間が持っている感情とは異なるし、個々の犬がいつそれを感じているかはよくわからない、という風に思っている。
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