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晴れ予報がでていたのに朝から曇りの残念な天気だったが、はっちゃん(秋田MIX♂9歳)はブラブラ散歩を楽しんだ。
ネコさんたちは餌場の前に少しいて、はっちゃんがゆっくり通り過ぎて隣の空き地の匂いを丹念に嗅いでいるのをじっと見ていた。
好奇心旺盛な茶トラさんがかなりそばまで来て後ろから観察していたが、はっちゃんは知らん顔していた。
ちょっと怖いのに興味があるのだ。
そのあとゆっくり漁村の路地を探索した。
日本的な風景によく馴染むはっちゃん。
少し前から気になっていることがある。
はっちゃんが夕食後にカハッという咳をして、ほんの少しだけごはんを吐くことが数日続いた。
むせている感じだ。
はっちゃんはすでに9歳で大型犬としてはすっかりシニアだ。
食べる速度も以前よりずっとゆっくりになったので、嚥下力が低下してきているのかもしれない。
はっちゃんは母犬の秋田犬の体形を強く受け継いでいて、体が大きく胸が深く食道が長いので嚥下力が弱くなってきたときに問題が出やすい。
そこで、飲み込みやすいように台の上にフードボウルを置いてみたら、食後の咳がなくなった。
もう少し涼しくなったら健康診断に行くので、そのときにも相談してみようと思う。
ちなみにマルちゃん(MIX♂享年13歳)は大型犬だが、はっちゃんのように胸が深くなく嚥下の問題はなかった。
はっちゃんの対処法を調べた時に早食いの問題が出てきたので、今日はこれについて書いてみよう。
目次
なぜ犬は早食いするのか
犬がごはんをがっついてあっという間に食べるのを見て不安に思うことがあるかもしれない。
わたしもそういう相談を時々受ける。
犬が早食いする理由はいくつかある。
・速く食べる習性
・競争的環境
・ストレス
いくつかの病気によっても早食いが起こるので、気になる場合はメディカルチェックを受けよう。
病気の可能性がない場合でも、犬はもともと早食いの習性がある。
だが、異常にがっついている場合は原因を探してみよう。
多頭飼育で他の犬のそばで食べている場合、取られまいとして早食いになることがある。
なのでうちでは、それぞれの食事場所を遠く離していた。
ゆっくり自分の食事を楽しんでもらうためにも、並んで食べさせたずに場所を分けてあげよう。
また、一時的なものであれ慢性であれ、ストレスによっても早食いが起こる。
快適な暮らしの基礎はストレスマネジメントなので、日常的に気を付けたい。
早食いで生じる問題
早食いをしても問題が起こらなければいいのだが、これがそうではない。
大急ぎで食べると、のどを詰まらせ窒息することがある。
また、食べ物と一緒に空気をたくさん飲みこむことで、胃が膨張して痛みや不快感が起こり、嘔吐や吐き戻しをすることがある。
さらに最悪、胃拡張・腸捻転症候群(GDV)の原因を引き起こす可能性もある。
GDVは胸が深くて食道が長い大型犬種で発症することが多いが、小型犬や中型犬でも起こりうる。
その原因はすっかり解明されているわけではないが、次のようなことがGVDのリスクファクターとされている。
・遺伝的要因
・加齢
・早食い
・食事回数が1日1回
・餌皿を台の上に置いている(以前は予防になると言われていたが逆であることが判明)
予防のためには食事回数を増やすことや、落ち着いて食べられる環境の整備が有効と言われている。
食事前後に運動させないようにするというのは、現在は予防効果が疑問視されているようだ。
早食いを防止するには
早食いはリスキーであることがわかったところで、ゆっくり食べてもらうには次のようなやり方が有効だ。
・落ち着いて食べられる食事環境
・ストレスマネジメント
・食事回数を3回から場合によっては4回に増やす。
・小さな容器に分けてあげる
早食い防止のためだけでなくQOL全般にかかわることから、落ち着ける場所で食事してもらうというのは大切だ。
人の出入りが少なく、他の同居動物から食べ物を狙われない場所にフードボウルを置いてあげよう。
犬が食べているそばを人間がうろついたり、食器に手を突っ込んだりなどすると、ストレスになるだけでなく早食いにもなる。
手で食べさせるとゆっくりになると言われることがあるが、他方で手からのみでフードボウルから食べられないことは大きなストレスになることもある。
わたし自身の観察では、フードボウルから決まった時間にお腹が膨れる量を食べるというのが、一番ストレスが少ないと思う。
ストレスが早食いの原因になることを考えると、余計なストレスをかけないようにすることが大事だ。
食事でひどく興奮する場合も早食いの元になるので、ストレスマネジメントを徹底しよう。
もしすでに早食いで問題が出ている場合は、食事回数を増やすのもいいと思う。
はっちゃんの場合は、嚥下力の低下とGDVリスクがあるので、3回にしてみようかと思っている。
早食い防止食器を使うというのもいいかもしれない。
ただ、プラスチック製が多く素材の選択肢があまりないのが難点だ。
マフィン型のような小さな容器に分けて入れてあげるのでも同じ効果があるし手軽なのでその方がお勧めである。
早食いはストレスマネジメントと環境の見直しで十分対処可能だ。
その上で、高齢だったりGDVリスクが高かったりした場合に、食事回数を増やしたり食器を変えたりなどもやってみるといいと思う。
犬が落ち着いていれば適切な速さで食べるので、早食いのみに気を取られないようにしよう。
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