☆PONOPONO犬育てを広めるため、最初ににほんブログ村のクリックをよろしくお願いします。
↓ ↓ ↓
曇天で雨予報が出ていたが、はっちゃん(秋田MIX♂9歳)は「さぁ、散歩に行くよ!」と元気にスタンバっている。
はっちゃん予報では散歩中は降らないということだ。
いつもどおりのんびり散策したのち、はっちゃんは予想通り昨日のシカ糞ポイントに向かった。
すでに地面が乾いていたので歩きやすかった。
「こっちだよ」と言うのでついていくと、シカ糞発見。
何か所かにあったので順番に食べていったが、しばらくすると満足したのだろう、全部食べずに残していた。
そろそろ切り上げて帰るんだなと思っていたら、遠くの方で野生動物を脅かすためのパーンという音がした。
はっちゃんは、「大変だ!」と急いでその場を離れて家方向に歩き出したが、音が遠かったのでパニックになることはなく、普通にさっさと歩いた。
音からどのぐらい遠くかを見極めて、急がなくてもいいと判断したのだろう。
そういう判断力にはいつも感心させられる。
しばらく歩いたが次の音が聞超えてこないので、またまったりモードになって道草をしはじめた。
そうこうしているとまた「パーン」と聞こえたので、「やっぱり帰った方がいいね」と家に向かった。
家のそばの安全な空き地でゴロンゴロン。
ちょっと嫌な音はしたものの、それ以外は楽しい散歩でよかったね。
さて、昨日の記事でリアクティビティ(反応性)について取り上げた。
刺激に対する過剰反応から突進したり噛んだり吠えたりすることを指すが、従来は攻撃性と混同されることが多かったと書いた。
今日はそのことについてもう少し詳しく書いてみたい。
というのは、少し前に見た犬のレスキュー動画がまさにこのケースだったことを思い出したからだ。
気の毒なのでリンクは貼らないが次のような内容だった。
アメリカのドッグレスキュー団体が小型犬を保護したが、噛みつきが改善しない。
「攻撃性がある」ということで、その犬は安楽死することにしたというものだった。
それに対し、この犬は攻撃的なのではなく、知らないところに来て怖くてリアクティブになっているだけだというコメントがいくつも寄せられていた。
わたしも見ていてそう思った。
小型犬は統計的にも人への噛みつきが多いとされているが、体のサイズを考えたらそうなるのも無理はない。
大きくて手を自在に操る人間から身を守るには、口しかないからだ。
環境の変化による不安やストレスによって、一時的にリアクティブな状態になり、噛みつき行動が現れるというのはありがちなことだ。
ときどきチェックしているロサンゼルスのレスキュー団体 Hope for paws の動画でも、捕獲時に噛みつこうとするのは小型犬が圧倒的に多い。
だがほとんどは車に乗せられた時点で、あるいは目的地に到着して屋内に入った時点でリラックスし始める。
同団体の代表者は最小限のストレスで上手に捕獲しているので、それも関係しているだろう。
捕獲されるときに怖い思いをした犬であれば、トラウマになってそのあとリアクティブな状態が続くこともある。
そんなときに「攻撃性を直さないと引き取り先が見つからない」とばかりにどんどんトレーニングをしてしまうと、犬の心は置き去りにされリアクティビティの改善から遠ざかる。
恐怖や不安でいっぱいの犬に必要なのは、安心してくつろげる環境だ。
静かで穏やかな暮らしの中で、少しずつ心がほぐれていくというのは人と同じだ。
人間に対して不信感をもっていそうだったら、手から食べ物を上げるなどの無理なことはせずに、犬が自分から寄ってくるのを待っていてあげたい。
保護施設の犬であれ自分の犬であれ、恐怖や不安でリアクティブになっている犬に、いきなり「攻撃的」というレッテルを貼るようなことは厳禁だ。
こういう勘違いでひどい目に合うのは弱い立場の犬である。
われわれ人間は圧倒的な権力を持っているということを自覚して、常に謙虚であるように努力したいものだ。
攻撃性のレッテル貼りには気を付けようと思った方は、にほんブログ村のクリックをよろしくお願いします。
↓ ↓ ↓
+++++++++++++++++++++++++++
●犬への負担が少ないハーネスとロングリードの注文はこちら
http://blog.livedoor.jp/nanakailua/archives/51958607.html
●ホームページはこちら
●インスタグラム「今日のはっちゃん」はこちら