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晴れて気持ちのいい朝、気分よく散歩に出かけたら遠くでキャンキャンと激しく犬が吠える声がした。
はっちゃん(秋田MIX♂9歳)が反応して一声吠え、少し早足になっていたので猟犬たちかもしれない。
はっちゃんは声の方向には行かずに車道コースに進み、すぐに落ち着きを取り戻した。
嫌なことは自分で回避できるので、こういうときに役に立つ。
いつものポイントをチェックして、いつも通りの楽しい散歩ができた。
「お家に入ろうかな、どうしようかな」。
今朝はマルちゃんのガールフレンドの柴犬さんに会った。
その子はときどき草地でフレキシリードをいっぱいに伸ばして遊んでいる。
はっちゃんはそこを通りかかると必ず入念に地面の匂いを嗅ぎまわる。
もうひとり知り合いのトイプーさんの家のそばでも、マーキングあとを必ずチェックしている。
顔見知り犬たちがどんな様子なのか、情報を仕入れているのだろう。
こういう時の匂い嗅ぎは、ゆっくり落ち着いて味わうような雰囲気で行っている。
それに対して野生動物などの痕跡をキャッチして追跡するときは、尻尾を高めの位置でぶんぶん振りながら興奮気味に嗅ぎまわる。
どちらも犬にとっては大事な活動であり、いい刺激になる。
マーキング跡などの丹念な匂い嗅ぎは、犬の好きなように犬任せでさせてあげよう。
たまにトレーニングなどで匂い嗅ぎを禁止するのを見ることがあるがそれは論外だ。
犬にとって嗅覚を使った活動は自然な行動であり、動物福祉向上に欠かせないことである。
あちこち頻繁に嗅いだり、長く嗅いだりするのもとくに問題はないので、途中で切り上げるように促したりする必要はない。
他の動物追跡のための匂い嗅ぎの場合は興奮気味になるが、ある程度追跡したら見失うので犬任せで大丈夫なことも多い。
だがなかなか見失わずにどんどん興奮してきている場合は、ひどくならないうちに進路を変更するように交渉してみよう。
リードにしっかりテンションをかけてその方向にこれ以上進めないようにしつつ、別の道を提案するのである。
まっすぐ歩いているときでなく、どっちに行ったか見極めようとしているときにやるとうまくいきやすい。
匂い嗅ぎをやめさせたがる理由のひとつに、拾い食いを避けたいというのがあるようだ。
たしかにそれが犬の健康を害するようなものであれば食べてほしくないだろう。
だが嗅覚を使って探したのちに見つけたものを食べるのは、犬の習性すなわち「自然な行動」の表現である。
そこでしばらく前から、人間が仕込んだ食べ物を探して食べてもらうノーズワークが注目されている。
以前に紹介したホロヴィッツの論文(2019)でも、犬の自然な行動とアクティブな選択が犬の楽観主義を増やし福祉を向上させるとして、ノーズワークの意義を高く評価していた。
わたしはあえて仕込まずに、はっちゃんが探しあてた無害なもの(ミミズやネコ糞など)は食べてもらっている。
ごく稀に、巣から落ちたか襲われたかした鳥の雛のミイラを見つけることもあるが、そういうのもOKだ。
小動物や鳥の死骸のようなものはむしろ、子犬のころに食べると腸内微生物を多様化してアトピー性皮膚炎発症リスクを下げるというフィンランドの研究もある(論文はこちら)。
「天然もの」に関しては、あまり神経質にならないほうがいいだろう。
訓練犬のように上を向いてまっすぐスタスタ歩くことではなく、地面に鼻を付けてゆっくり匂い嗅ぎ匂いをしながら歩くことが、犬を満足させ福祉を向上させる。
もし知らない人がいたら、ぜひ教えてあげよう。
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