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元気いっぱいの預かりっこイナちゃん(白黒猫♂4か月)、朝からたくさんご飯を食べた後ひと遊び。
だがゆっくりはしていられない。
今日から車で1時間ほどの病院に通院して、猫白血病のインターフェロン療法を開始するのだ。
イナちゃんは猫白血病ウィルスの感染が判明している。
猫白血病ウィルスは日本の外猫さんの1割から5割程度が感染していると言われており(地域差あり)、子猫の場合は発症しやすく死亡率も高い。
感染・発病した猫の多くは血液の腫瘍や免疫抑制状態を発症し、3~4年以内に死亡すると言われている。
だが、感染しても治る場合もある。
生まれたてで感染するとほぼ100%が持続感染になって死亡率が高くなるが、離乳期(生後1か月)を過ぎて感染した場合は約50%しか持続感染にならない。
また、ウィルス検査で陽性と出ても陰転する場合もあるし、発症せずに何年も元気で過ごすケースもある。
残念ながら特効薬はないが、インターフェロンの連続投与で陰転することがあるし、生存期間を延長できる可能性もある。
昨日、うちで一時預かりをしていた秋田犬さんの肛門周囲腺腫の手術をした信頼できる獣医に電話で相談したところ、やってみる価値はあるということだったので、シェルター代表に伝えて試してみることにしたのだ。
イナちゃんがいつ感染したのかはわからない。
隣町の保護団体に6月初めに保護されたときは推定2か月程度で、その時にはウィルス検査で陽性だった。
当時の様子がこちら。
猫風邪で目がぐちゃっとしていて、いかにも健康状態が悪そうだ。
猫風邪(ヘルペスウィルス感染症)は非常に多い感染症で、トルコで私が病院に連れて行った子猫さんたちもかかっていたし、うちの長老キキさんも小麦ちゃんも、また妹のところの猫さんたちもかかっていた。
保護猫にもれなくついてくる印象だ。
ヘルペスウィルスは角膜炎や結膜炎を引き起こし、潰瘍部分が癒着した状態になる(眼球癒着)。
小麦ちゃんはこれで視力を失い全盲だったが、イナちゃんの右目も眼球癒着で、光は感知しているが瞬膜が邪魔してよく見えない状態というのが今日の獣医師の見立てだ。
皮膚があちこち剥げているのは白癬菌のせいで、妹のところの保護子猫さんも同じ症状で治療中だ。
今日は、暑くなる前にと思って朝一で出かけたが、イナちゃんは車の中でとてもおとなしくしていてくれた。
たまに鳴き声を上げたときに声をかけるとまたおとなしくなる。
インターフェロンは連続5日間投与しなければならず、毎日通院するのはイナちゃんの負担になりそうだ。
だが自宅で打ってもいいということだったのでそうしようかと思ったが、イナちゃん、おとなしく診察台の上にいたのに注射の瞬間、「ギャー」声を上げてとても嫌がった。
薬液が冷たくて驚いたのかもしれないし、注射に慣れていなかいせいもありそうだが、ひとりで打つのは難しそうだ。
取りあえず明日もう一度病院でやってもらって、それから判断しようと思っている。
長い時間のドライブと痛い注射をがんばったイナちゃん、さぞお疲れだろうと思ったら帰るなりおもちゃで遊んでいた。
疲れたのはわたしで、ベッドでうとうとしていたらイナちゃんが頭にガブガブ噛みついてきた。
そのまま寝続けたが、ちょっとイライラしていたのかもしれない。
「注射痛かったよ」。 ごめんね、イナちゃん。
このテーブルの上が気に入っている。
目薬も爪切りも嫌がらず、人間大好きな甘えん坊で、とてもおりこうさんでかわいいイナちゃんには、ぜひ元気になってもらってずっとのお家を見つけてあげたい。
また、シェルターにはイナちゃんのような猫さんたちがたくさんいて、医療費がたくさんかっていて大ピンチだ。
動物の保護活動は継続的に多くの資金が必要なので、こちらのシェルターのように個人で小規模に運営しているところは大変だ。
アンカラで見学したシェルターは家族で大規模にやっていて、そこもとても大変そうだった。
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また、早くもご支援くださった方には、心から感謝いたします。
イナちゃん、明日もがんばろうね!
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