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おとといからの雨で近所の道が水浸しになっていた。
風も強くてけっこう肌寒い。
のんびり散歩には向かない天気だったが、保護猫ケディさんの様子を見に行くので問題なし。
声をかけるとケージから出てきてニャーと挨拶してくれた。
ごはんをモリモリ食べ、いいウンチをしているそうなので、どんどん回復していくだろう。
明日ケディさんがいいよと言ってくれたら写真を撮らせてもらおう。
ネコさんたちの居住エリアに掃除機をかけると、嫌がって高所に避難するネコさんがけっこういた。
本当に申し訳ない。
拭き掃除とトイレの片づけをしたのち、みなさんに遊んでもらった。
近所の方が大量に持ってきてくださったというソラマメで遊ぶサビ猫さん。
１歳未満なのでとてもよく遊ぶ。
そばで寝る白猫さん。
お膝大好き。
元気な子たちが遊んでいるときに、とがった爪が皮膚に食い込んで痛いので、爪切りをさせてもらうことにした。
苦手なネコさんが多いということだったので、団体代表さんに抱っこしてもらって切った。
ちょっと目が悪い甘えん坊キジトラさんは、爪切りが終わってもお膝を譲りたくないと言っていたので、そのすきに撮影させてもらった（この子は里親さん決定）。
膝の上の子の爪を切ろうとしたら遊び始め、ほかの子たちは嫌がっていたので、少し時間をおこうとまったりしていた。
ネコたちが落ち着いたのでさあ再開と思ったら、目の前に置いたはずの爪切りがない。
あたりを探しても全く見つからないのだ。
おもちゃにしようと狙っている子もいたし、爪切り嫌いな子もいたので、どこかに隠されたに違いない。
今日もにゃんこパラダイスで至福の時を過ごさせてもらった。
爪切りは犬も猫も嫌がる子がたくさんいる。
うちで保護した猫たちはみんな大丈夫だったが、犬も含めてそうでないことの方が多い。
人間はつい自分の都合でタイミングで「さあこれから爪を切ろう」と決断する。
そして当然のように一度ですべて終わらせようとする。
わたしが思うに、これが間違いの始まりだ。
動物たちも自分も落ち着いているタイミングで、爪を切らせてもらえるかなと相談するところから始めよう。
よさそうだったらその子がリラックスできる体勢にして、強く押さえつけたり余計なところを触ったりしないようにして、さっと切ってみる。
ここで「やっぱり嫌だ」と言われたら、すぐに本日の爪切りは終了することが大切だ。
しかしそれでやめる人は非常に少ない。
たいていは押さえつけたりなどして続けようとする。
中には追い掛け回す人までいて、それでどんどん嫌いになってしまうのだ。
先日たまたま、ハーネスを嫌がる犬の動画が流れてきたのだが、ハーネスを顔に近づけた時点で嫌がっているのに、しつこく顔の前でぶらぶらさせて、犬が逃げだしたら追いかけて行って部屋の隅に追い詰めていた。
確実にハーネス嫌い犬にする行為である。
「嫌がったらやめる」ということが分かっているひともいるかもしれないが、タイミングが遅すぎることがたくさんありそうだと思った。
逃げ出した時点ではなく、顔や体を背けたり動かしたりした時点でやめるようにしよう。
嫌いにさせてしまうと、動物たち自身に負担がかかることは言うまでもないが、手入れする人間側もいちいち手間がかかって大変なことになる。
嫌いにさせないことが肝心なのだ。
もしすでに嫌いになっていたら、嫌なことを続けるのはやめてあげよう。
ちょっと嫌がった時点でやめるというのを続けていると、そのうちに受け入れてくれるようになることもある。
ならないこともあるが、その場合は動物病院などで手早くやってもらおう。
病院やサロンならなんとか大丈夫ということもよくある。
嫌がってもやり続ける、追いかける、追い詰めるというのは苦手を作るということを、声を大にして言いたい。
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