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昨日、新しく買った掛け布団で寝てみた。
うちはエアコンがないので夜間は冷え込むが、寒さで目覚めることなくよく眠れた。
低い室温は死亡率や呼吸器系疾患などのリスクを上げるので、冬は室温18度以上を保つようにWHOが勧告している。
来年はお金をためてエアコンを設置したいところだが、隙間だらけの古家なので機能するかどうか怪しい。
風呂とトイレが屋外と大して変わらない温度なのも気になっている。
犬や猫などと暮らしている場合は、彼らの健康のことも考えて快適な温度にしてあげたい。
さて実家では、昨日からヘルパーさんが来始めた。
その様子を聞こうと電話をしてみると、父が不機嫌になっているという。
わたしの滞在中ずっと機嫌よく過ごしていたのにどうしたのかと思ったら、母がりつけたのが原因と分かった。
夜中に父が起きて、わたしがクローゼットに入れておいたおむつを出して広げまくっていたそうだ。
おむつは夜用パンツ、昼用パンツ、パッドと種類があってわかりにくいので、ヘルパーさんに出してもらって父に渡すように頼んでいたのだが、自分で出してわからなくなったのだ。
それを母が見つけて、「クローゼットなんか触らなくていい」と叱り、父が怒って不機嫌になるといういつもの展開だ。
母は自分の意にそわないことされると叱るというやり方を一貫して続けてきたので、それ以外のやり方には全く思い至らない。
父は認知症なので叱らずにこんな風に言ってみたらとわたしが言っても理解できないようだ。
もし母がもっと若かったらどうだっただろうと想像してみるが、やっぱり理解できなかっただろうし、仮に理解できても行動には移せなかっただろうと思う。
今回長く一緒にいて思ったのだが、母の関心は自分のことであり、自分以外の人の気持ちは気にしない。
父のことはもともと好きではないので、自分自身の認知能力が衰えた今はこれまで以上にどうでもいいことになっている。
もともと嫌いな人には意地悪だったのでさもありなんだ。
母が動物嫌いで本当によかったと心から思っている。
こういう人は動物と暮らしてはいけない。
妹やわたしの同居動物と、ごくたまに責任ない立場でごく短期間接することはあったが、その程度が限界だろう。
犬は人間をよく観察している。
犬は公平な人を好むことが研究で明らかになっているが、自己中心的だったり支配的だったりでなく、思いやりがあって寛大な人が好きなのはどんな動物にもあてはまるだろう。
わたし自身は母を見て意識して自己変革を試み、今も続けている。
90年代早々からアダルトチルドレンや機能不全家族などに関する本を読み漁ってきたおかげで、自分の中ではずいぶん整理がついたように思う。
ある程度整理がついたところで犬を迎えたのは正解だったと思う。
もしいわゆる毒親育ちで自己評価が低かったりモヤモヤを抱えていたりする方がいたら、上記のような本を読んだりカウンセリングを受けたりなどしてみよう。
自分を尊重できるようになると、他者も尊重できるようになる。
これまで犬の社会には支配-従属の階層構造があると考えられてきたが、近年そんなものはないことが判明した。
支配構造は人間社会の中にあり、人々の考えや行動に影響を与えている。
自分の中にある支配性の影響を発掘することが、犬との関係を良好なものにする上できわめて重要だとわたしは考えている。
「ボクは叱られたことないよ」とはっちゃん。
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